クラウドソーシングでクライアントと連絡が取れない場合の対処法

クラウドソーシングで仕事をしていると、急にクライアントと連絡が取れなくなる場合があります。

返事がないまま仕事を進めるべきか、それとも仕事を中断するべきか、悩んでしまいますね。

今回はクライアントと連絡が取れなくなった時にどのような行動を起こせばいいのか、作業前と作業中の両方のケースでどのように解決するべきかを紹介していきます。

作業前の場合

作業を開始する前にクライアントから連絡が来なくなった場合は、作業を開始しないで契約終了をするべきです。

なぜなら作業を完了して納品をしてもまだ連絡が取れない、さらに報酬が支払われないといった可能性があるためです。

時間が無駄になってしまう可能性が高く、作業を開始する前に連絡が取れなくなっている場合には別の案件を探しながら今回のクライアントとの契約は終了しましょう。

作業中の場合

もし作業を開始している状態でクライアントと連絡が取れなくなった場合は、クライアントがクラウドソーシング側に対して仮払いを完了しているかどうかを確認します。

クラウドワークスなどでは「仮払い」という制度を導入しています。

仮払いとは、クライアントがクラウドソーシング側に対して報酬を先払いしておき、取引が完了したあとクラウドソーシング側から報酬が振り込まれる仕組みです。

もし作業を開始してから連絡が取れなくなったとしても、納品を完了させればクラウドソーシング側が預かっている仮払い報酬を受け取ることが可能となります。

まだ仮払いされていない場合は作業を開始しないようにして、仮払いが完了したことを確認してから作業を開始するようにしましょう。

万が一、仮払いされていない状態で作業中に連絡が取れなくなった場合は、作業を中断してメッセージを送信するなどして、反応を待ちます。

質問メールを送る

連絡が取れなくなったクライアントには、なるべく丁寧な質問のメールを送信します。

連絡が取れないことに苛立ち、荒い言葉遣いになってしまう人もいますが、ここは冷静に丁寧なメールを心がけます。

クライアントと連絡が取れなくなった場合に送信するメッセージの例文を紹介します。

〇〇様

いつもお世話になります、〇〇(名前)です。

先日ご連絡したメールはご覧いただけましたか。

お忙しいとは思いますが、納期の都合もございますので、一度ご連絡を頂ければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

ポイントとしては丁寧な文面で送信することです。そして送信から1週間ほど待ちます。

返答がない場合

丁寧な確認メッセージを送信してから3日~1週間経ってもまったく返答がない場合は、作業を中断します。

納期などの都合もある中で連絡を取らないクライアントは、特別な事情がない限りは問題のあるクライアントだと考えることができます。

クラウドソーシングで良い依頼者を見極める方法

クラウドソーシングで良い依頼者を見極める方法

ランサーズの場合

ランサーズでは「連絡催促申請」という機能を利用することができます。

3回ほどクライアントへメッセージを送信してもまったく返事がなかった場合、連絡催促申請をするとランサーズ側からクライアントに連絡を取ってくれます。

それでも一定期間クライアントからランサーズに対して反応がない場合は、ランサーズ側が案件の終了をしてクライアントにマイナス評価を付与してくれます。

仕事完了報告が完了していた場合には支払いを確定させ、仕事完了報告前の場合は依頼そのものをキャンセルしてくれます。

クラウドワークスの場合

クラウドワークスでも「連絡催促申請」ができます。

契約詳細画面の右下に「契約相手と連絡が取れない場合はこちら」というリンクがあり、そこから連絡催促申請が可能です。

ランサーズと同様、クラウドワークスからクライアントに連絡が行われますが、それでもクライアントから返事がない場合には契約の途中終了リクエストを送信するなどの手順が提案されます。

クラウドワークス側で検収の手続きを進行させるなどの対応をしてもらうことができます。

なぜ返信がこないのか

スムーズな連絡のやりとりは、スムーズな仕事につながります。

そのためクライアントからの返事が遅かったり、返事がない場合には悪意を感じてしまうこともあります。

実際に悪質なクライアントは存在し、納期と内容を指定したあと音信不通になり、成果物だけ回収しようとするクライアントもいます。

しかしクライアントサイドから見ると、依頼先が1人だけとは限りません。

場合によっては100人を超える作業者との連絡を取らなければならない場合もあります。

単純にメッセージを見落としてしまったり返事をするまで時間がかかってしまうケースも多々あります。

そのため「お忙しいとは思いますが」と添えて何度かメッセージを送信してみる必要があるということです。

実際に忙しかったことを詫びて返事がくる場合もありますが、再三の連絡にも応じないクライアントは問題があると判断できます。

クラウドソーシングのライティング案件で地雷クライアントを避ける方法

まとめ

今回はクラウドソーシングでクライアントと連絡が取れなくなった場合の対処法について紹介しました。

悪質な場合と、ただ忙しい場合とがありますので、クライアントから返事がない場合はまず丁寧にメッセージを送り数日待ちましょう。

それでも返事がなければ利用しているクラウドソーシングサービスに報告することが大切です。