クラウドソーシングで稼げない人に共通する4つの特徴
2020年5月29日
クラウドソーシングサービスによってフリーランサーの働き方が大幅に増えたものの、やはりその中でも稼げる人、稼げない人が存在します。少しデータが古いですが、大手クラウドソーシングサイトのクラウドワークスが2016年に出したデータによると、月20万円以上クラウドワークスで稼いでいる人は111人とのことでした。これはクラウドワークスの全登録者の0,1パーセント未満の人数です。
ではクラウドソーシングは稼げないのでしょうか。いいえそれは違います。なぜならクラウドソーシングサービスに登録している人はフリーランスとして働きはじめて間もなかったり、あくまで副業として活動している方が大半だからです。
ですので、クラウドソーシング初心者がやりがちな稼げない特徴を取り除き、自身の価値を高めていけば、クラウドソーシングでも十分な報酬を得ることができるでしょう。
今回はそんなクラウドソーシングで稼げない人に共通する特徴を4つピックアップしてお伝えします。当てはまっている方は気をつけてください。
フリーランスとしてクラウドソーシングで働く場合、高単価な依頼を受けるには自分の専門性を高めていく必要があります。そのためには、初めは実績作りのために低単価な依頼を受けていたとしても、常に自身のレベルを見極めて、自分のレベルより少し上の依頼に挑戦し続けなければなりません。
また、高単価の依頼の多くは単発ではなく長期契約の場合が多いのですが、このような依頼はクライアントもスキルアップが望めない受注者には発注しません。
いくら自身のレベルが高くても案件を受注しなければ稼げるものも稼げません。
これは副業としてクラウドソーシングを利用している方にとってはあまり重要ではないかもしれませんが、クライアントの中には案件受注件数を仕事を発注する際に重要視する方もいるので、受注件数が少ないというのはやはりディスアドバンテージとなるでしょう。
また、各クラウドソーシングサービス多くにはそのサービスが認める認定ワーカーが存在します。(クラウドワークス ではプロクラウドワーカー、ランサーズでは認定ランサーなど)これらの認定ワーカーになると仕事の信頼性が格段に上がり、仕事を受けやすくなりますが、この認定ワーカーになる選考基準に案件受注件数は非常に重要視されます。
クラウドソーシングではどのくらいの時間でどのような質のものが納品されてくるかは個人によって異なるため、最低賃金という概念が存在しません。そのため、時給換算するとどう考えても割に合わないような依頼も数多く存在します。クラウドソーシングを始めたばかりは実績作りの意味もかねて定単価の依頼を受けることも必要になる場合もありますが、いつまでもそのような依頼を受けていてはいけません。
安すぎる依頼を受けないためのわかりやすい対処法としては時給換算してみることをオススメします。その案件を受けた際、自分の実力でどのくらいで終わるのかを計算し、その時間で報酬額を割ってみてください。ライター向けのタスク案件など一部の案件がビックリするほど安いことに気づくはずです。
実力がついてきたと感じた場合は、今までよりも単価の高い依頼を受けるか、単価交渉をするようにしましょう。
クラウドソーシングで活動する場合、クライアントとのコミュニケーションは避けては通れません。
クラウドソーシングでは面と向かって直接話す必要のない依頼が多いですが、これはコミュニケーションを疎かにしていい理由にはならず、むしろ面と向かってはなすことができない以上、誤解や連絡ミスが起こらないよう、より注意を払ったコミュニケーションが必要とされます。
例えば、クラウドソーシングではクライアントの依頼に対し、応募する形をとる場合が多いですが、この際、自己アピール文がテキトーであったり、連絡が遅かったりすると、他の応募者に仕事を取られてしまいます。
また、クライアントとのコミュニケーション不足はクライアントの希望とはずれたものを納品してしまう可能性が高まります。
どんな依頼でもクライアントの頭の中にはこんなものがいいなという希望するイメージがあります。
クラウドソーシングの利用に慣れているクライアントであれば募集文や仮払い終了後のやり取りでこちらから聞かずとも明確にそのイメージを伝えてくれる場合が多いですが、クラウドソーシングを使いはじめて間もなかったり、こちらの自由度が高いことがより良い納品につながりやすい依頼を発注する場合はあえて全体的なイメージのみを伝える可能性もあります。
そんな時、クライアントとのコミュニケーションを疎かにしてしますと、依頼主の希望とはまったく異なるものを納品してしまい、再修正の必要が出てきたり、再修正を依頼されなかったとしても、もう一度あなたに依頼が来ることはないでしょう。
さらに、クラウドソーシングでは単価交渉が自身の稼ぎを上げるコツでもありますが、コミュニケーションを普段からあまりしていない場合、このような交渉がしにくくなります。
このようにクライアントとのコミュニケーション不足は百害あって一利なしなので、積極的にコミュニケーションをとるようにしましょう。
いかがでしたか。今回はクラウドソーシングで稼げない人がやりがちな特徴についてまとめてみました。クラウドソーシングで実際に働いている場合、ドキッとした方も多いのではないでしょうか。
上記の点以外にも稼げない理由はいくつかあるかとは思いますが、全てに共通する対処法はクライアントの目線に立って考えてみることです。クライアントが仕事を依頼したいと思えるような働き手になるよう、日々努力し、自身の価値を高めていきましょう。