プロクラウドワーカーってなに?メリットとなり方をまとめてみた
2020年4月9日
インターネット上(クラウド上)で仕事を受発注するクラウドワーカーが社会背景もあり増えています。
お小遣い稼ぎとして副業で行うサラリーマンの方や、家事や育児、介護などの合間に働きたい主婦(主夫)の方、フリーランスとして本格的に業務を行っている人までさまざまな人がクラウドワーカーには存在しますが、発注する企業から見たら、よりハイレベルなプロクラウドワーカーに頼みたいと思うことも多いものです。
そこで、今回はプロクラウドワーカーとはなに?ということをテーマに、プロクラウドワーカーのメリットやなり方を解説していきます。
そもそもプロクラウドワーカーとは何でしょうか?インターネット上には、数多くのクラウドソーシングサイトが存在しており、プロクラウドワーカーは、この業界での共通ワードとなっているわけではありません。
クラウドソーシングサイトの最大手といえば、ランサーズとクラウドワークスですが、このクラウドワークスが定めている認定基準としてプロクラウドワーカーは存在しています。
ひとつのサイトだけでのローカルルールかと思うかもしれませんが、多くのクライアントは複数のクラウドソーシングサイトに同時登録をしていますし、クラウドワークスは上場企業ということもあり、業界内での信用度が高いのです。
そのため、プロクラウドワーカーに認定されると一定の信用・信頼を得られるといってよいでしょう。
では、プロクラウドワーカーに認定されるとどんなメリットがあるのでしょうか?」
働き手であるワーカー側にメリットがあることはもちろん、受注する側であるクライアント側もメリットが存在しているので、それぞれの立場から見ていきましょう。
顔を見れずに金銭を含む取引を行うクラウドソーシングだけに、仕事を受注するまえに、相手(ワーカー)をどれだけ信用できるかはなかなか指針がありません。
なかには、連絡が急に途絶えてしまうようなワーカーも少なくなく、クライアントからすれば、急に仕事の案件がストップしてしまうわけですから多大な迷惑となります。
その意味で、プロクラウドワーカーは、クラウドワークスが認めている一定のハイレベルな基準を満たしているので信頼度がはじめから高いのです。
そのため、クライアントからスカウトされる機会もプロクラウドワーカーになると大幅にアップします。
実際、クラウドワークスでは、プロクラウドワーカーに認定されると、契約単価が42%アップしたというデータがあります。
具体的数値でいえば、これまで3,000円で契約していた人が、4,260円になるということですから、月収、年収で考えればどれだけ大きくなるかは簡単に想像できるところでしょう。
多くの案件の場合、単価は決まっていないも同然。基本は、クライアントとワーカーのやり取り、取引で決まります。やはりクライアントからすればよりハイレベルなワーカーを見つけ契約するために、プロクラウドワーカーにははじめから高単価提示をしてきたり、ワーカーの要望単価も聞いてくれやすくなります。
クラウドワークスが、自社のメルマガやサイト内で、プロクラウドワーカーを優先的に取り上げてくれるので、注目度が上がり、スカウト率、受注率が大幅に上がります。
誰もが知るような有名企業案件、高単価案件、確実性のある発注確度の高い案件など、好待遇で確実にオイシイと思える案件をプロクラウドワーカーには、クラウドワークスが紹介してくれます。
クラウドワークスからすれば、より多くのワーカーが受注して報酬をもらうことで、手数料で商売しているわけなので、確実性があり、信頼の置けるプロクラウドワーカーがより案件をこなしてくれることが嬉しいわけです。
クライアント側からしても数多くのワーカーから選ぶのは至難の業です。そのため、ワーカーを選ぶ指針として、クラウドワークスが認めていると分かっているプロクラウドワーカーなら安心感が違います。
ネット上のみで取引するクラウドソーシングだけに、途中で連絡が途絶える、契約上(特に金銭)のトラブルなどはよく起きる話です。その点、数多くの案件をこなしていないと認定されないプロクラウドワーカーであれば、そのようなトラブルを回避できる可能性が極めて高く、リスクヘッジとしてプロクラウドワーカーを選ぶ理由は明白となります。
例えば、同じライティング業務であっても、話し言葉調、ニュース調など書くテイストがさまざまなものがあります。それ以外にも画像の挿入など色んなルールがあるものです。
クライアントが求めているような案件の趣旨を理解できないと、何度もやり直しとなってしまい、クライアント、ワーカーともに時間の無駄となってしまいます。
多くの案件をこなしている経験豊富なプロクラウドワーカーなら、理想とするテイストを理解してくれて業務にあたってくれる可能性が高くなるわけです。
プロクラウドワーカーにはどうすればなれるのでしょうか?
上記でも説明した通り、プロクラウドワーカーはクラウドワークス独自の認定基準で行われています。
そのため、クラウドワークスにてプロクラウドワーカーに認定される基準を説明します。
以上、6項目の基準があり、6か月ごとにクラウドワークスが認定審査を行っており、更新されていきます。
プロクラウドワーカーになる6つの基準のうち、最も難しいと思われるのが「獲得報酬額 月間200位以内」というもの。他の基準はある程度自分の努力でなんとかなりますが、報酬額は相対評価なので、やはりより多くの案件をこなしていかないといけません。
特にさまざまなクライアントから受注して高評価を受ければ、総合評価も上がっていくのでより良いと言えます。
総合評価は過去1年間ではなく過去累計によるもの。つまり、ほとんどのクライアントから5.0評価を頂いていたとしても、ひとつ1.0があれば平均総合評価が落ちてしまいます。
そのようなことがないために、まず最低限行っておきたいのは信頼を悪くしないこと。具体的にはレスポンス(返信)は早く、誠実に行うなどできるところはしっかり行いましょう。
上記にある多くのクライアントを増やすことも大事ですが、1回ではなく複数回連続して発注してくれる優良案件を持ったクライアントとお付き合いできるかも大きなポイントです。
継続案件してくれるクライアントの場合、継続して発注してくれているわけですから、評価が低いことは考えづらいですし、単価も自然と上がってくるので報酬額もおのずと上がります。
クライアントが発注ワーカーを決める際に自己PR欄などプロフィールを見て決めるところも少なくありません。なかには、自己PRに書いてあるポイントで意気投合することも珍しくありません。
特にすぐ行っておきたいのは、クラウドワークスのプロフィール画像を設定することをおすすめします。未設定だと他のワーカーとの違いはなくオーソドックスな人物影絵となりますが、覚えてもらえるようなインパクトのある画像設定をすることで、クライアントに覚えてもらいやすくなり、再発注率も高まります。
「プロクラウドワーカーってなに?メリットとなり方をまとめてみた」についてまとめてみました。
やはり同じ案件を行っていても、一般ワーカーとプロクラウドワーカーでは稼げる額が違ってきます。
自然と仕事が舞い込んでくるスカウト率も大幅にアップするため、実績を増やしてぜひプロクラウドワーカーに認定されて、効率的に稼ぎましょう。