クラウドソーシングで受けるべきでは無い依頼とは

インターネット環境さえあれば、場所も選ばず時間も選ばずできる、今らしい仕事で話題のクラウドソーシング。

クラウドソーシングにはさまざまな職種あり、副業としても誰でもすぐに始めることができますが、受けるべきでない依頼もあるとされています。

顔が見えず、基本インターネット上のみで取引を行うクラウドソーシングだけに、身を守るのも自分自分。どんなものがクラウドソーシングで受けるべきではないのでしょうか?

あまりにもオイシイ仕事(高収入、クリックするだけで簡単など)

クラウドソーシングで受けるべきではないものの1つめが「あまりにもオイシイ仕事」です。例えば時給に換算すると10,000円を超えるような案件のようなあまりにも高収入なもの、もしくは、クリックするだけでOKのような簡単すぎる案件は要注意といえます。

このような高収入すぎるもしくは簡単すぎる案件に応募すると、その案件自体は募集締め切りとなったと言われ、その変わりとして別の案件を紹介されることが多いのです。

その別の案件は、単価の低いものだったり、それならまだよいですが、公序良俗に反しているものなど普通に応募をしても募集にこないような案件を紹介されたりします。更には、詐欺サイトに誘導されてしまうなんてパターンもあります。

人間心理として、応募しようとした案件が締め切られていると、他の案件でも受けたいという欲求が湧いてきてしまい、応募のハードルを下げがちになってしまうのです。

いずれによせ、高収入になりすぎる案件は気を付けましょう。目安として、はじめのうちは、時給に換算すると1,000円以下の、一般的なコンビニなどのアルバイトでの時給と同じくらいの収入になるくらいをみておいて、それよりあまりにも高いものは要注意です。

外部のサイトなどに誘導するもの

クラウドソーシングは、クラウドワークス、ランサーズなどクラウドソーシング内で取引を行う形となります。

クラウドソーシングサイトには、サイト内での取引のみで、直接取引を禁止しています。

しかし、クラウドソーシングサイトを経由することで、ワーカー側にとっても、クライアント側にとっても仲介手数料がかかるため、クライアントによっては応募の段階から直接取引を要求してくるところもあります。

例えば、「チャットワークでの取引をするためにIDを教えて欲しい」とか「メールで今後は連絡したい」などと言ってきます。

クラウドソーシングを経由していないと、万一契約後にトラブルがあっても泣き寝入りするしかなくなりますし、なによりルール違反となります。

また、ルール違反を犯してでも外部ライトに誘導する場合、クラウドソーシングのルール上NGとされている職種(詐欺サイト)に誘導されてしまう恐れが高くなります。

あまりにも単価が安いもの

上記で、あまりに高収入になる案件は要注意といいましたが、逆にあまりにも単価が安いものも避けた方がよいでしょう。

具体的にはライターでも10円とか子どものお小遣いにもならないような単価のものも存在します。

それら低単価の案件を行うメリットはひとつだけで、クラウドソーシングサイトの実績を作ることができる点。

実績を積み上げることで他のクライアントからの評価も上がることは事実ですが、低単価案件ばかりを行っていると、頑張っている割にまったく稼げず、継続してクラウドソーシングを行うテンションではなくなってしまいます。

クラウドソーシングで最も大切なことは継続すること。「継続は力なり!」なのです。そのためには、お小遣いにもならないような低単価の案件は避けましょう。

また、クラウドソーシングは自分で単価を決めて受注する形になるものがほとんどです。そのため、なかなか受注できないと低単価にしても仕事を受けたいと思うものですが、この考えによってクラウドソーシングワーカー全体にとって単価が上がらず迷惑をかけることになります。

はじめのうちは、クライアント側が希望単価を出しているものなどを複数見比べて、自分が行いたい職種のだいたいの相場を知っていくとよいでしょう。

登録料、事前レクチャー代など始めに費用がかかるもの

クラウドソーシングサイトに登録しても、もちろんお金はかかりません。無料で登録可能です。つまり、クラウドソーシングで最初に費用がかかるなんてものはありません。

・採用するにあたって、登録料がはじめに○○円かかる

・事前レクチャーが必要になるので、○○を購入して頂き・・・

などあらかじめ初めに費用がかかるものはかなり怪しいといえます。もちろんごくわずかまともな案件も存在しないわけではありませんが、ほぼ詐欺案件といってよいでしょう。

登録料、事前レクチャー代だけ摂取して連絡が取れなくなってしまうとか、無理難題の案件を提示してきて無理なら契約解除と半ば強引に契約を終わらせるなどのやり方が考えられます。

評価が低いクライアント

クラウドソーシングサイトでは、サイトごとにクライアント側もワーカー側も評価がでています。クラウドワークスでは、星5が満点評価で誰でも見られるようになっています。

例えば、Amazonの商品でも低評価で星が1つとかのものは買うのを避けませんか?

同様にクラウドソーシングでも評価が低いクライアントの案件は避けましょう。

Amazon商品以上にクラウドソーシングではよっぽどのことがない限り、相手に対して低評価は付けません。

それでも低評価になっているクライアントは、契約後に何かしらのトラブルがあった場合が多いと考えられます。

本業の機密情報が漏れてしまうような業務

副業でクラウドソーシングを行う人も多いですが、気を付けたいのが本業の機密情報が漏れてしまう事です。

本業の会社が副業を禁止している場合はなおさらですが、副業OKの会社であっても、本業の職種とかぶっていて、本業を行っているからこそ知りえるような機密情報を漏らしてしまったら、クビになることもあります(実際、過去そのようなことが起きています。)

本業でのスキルを活かした副業をクラウドソーシングで探すことは、本業へのスキルアップにもつながるのでおすすめですが、機密情報の漏洩には気を付けましょう。

まとめ

いかがでしたか。クラウドソーシングの多くでは詐欺やそれに近い依頼は運営が禁止しており、そのような依頼を発見した際はアカウント停止かそれに近い処罰をされますが、運営が気づいていなかったり、グレーな依頼も存在するので、依頼を受注する際はよく気をつけてください。

クラウドソーシングで働くフリーランスに実際にクラウドソーシングで遭遇した悪質案件についてアンケートを取りました。