クラウドソーシングで未経験者がコーディング案件を取る方法
2020年4月26日
初心者にとって、数字や記号が羅列されている「コーディング」という案件は取っつきにくいものです。しかし、このコーディング能力を買う人はクラウドソーシング界隈にたくさんいらっしゃいます。
今回はクラウドソーシングでコーダーとして活躍するための、ハウツーをご紹介します。
HTML・CSSのコーディング技術は独学で習得することが可能です。
書店に「分かりやすいHTML・CSS」という書物や「初心者から始める〜」というテキストが売ってありますので、1冊買うだけで十分です。
また分からないところはwebデザインのコツを掲載してあるサイトで調べたほうが効率的です。
webデザインスクールに通うのを否定はしませんが、コツを掴めばどんどんHTMLとCSSが理解できるようになってきますので、お金を払ったからといってすぐ身につくというのはちょっとナンセンスかなと思います。
ここではクラウドソーシングにおけるコーダー職を勝ち取る為、どのような学習をすればいいか説明します。
まずはwebサイトがどのような言語と組み方で成り立っているのかを理解する必要があります。
そのためにも、HTMLタグの効果やCSSで装飾した場合の見え方まで理解を深めましょう。初めのうちは何が書いてあるのかチンプンカンプンかもしれませんが、実際にコードを記述しながら進めると、飲み込みも早くなります。
「HTMLは枠組みを作る、CSSはサイトを飾る」ということが理解できれば、1段階ステップアップできたと言っていいでしょう。
HTML・CSSの辞書って分厚くて「やる気を無くさせる」雰囲気がぷんぷん出ていますよね。しかしサイト制作におけるHTML・CSS言語は使うものが限られています。
例えば要素に余白を加える「margin」は本当によく使います。しかし文字を点滅させる「blink」は滅多に使いません。
このようにHTML・CSSの全てを覚える必要はないのです。必要になったらGoogle検索するなり辞書を引く程度で十分です。
実際にサイトを作りながら勉強しましょう!辞書の内容を全て覚えたからといって実務経験がないと、クライアントに相手にされません。
とりあえず「ヘッダー」「コンテンツ」「サイドバー」「フッター」の段組を、作りながら理解していきましょう。
「ヘッダー」「コンテンツ」「サイドバー」「フッター」この4つの段組のレイアウトは基本的なサイトの魅せ方と言えるので、将来応用の効く知識になります。ぜひマスターしましょう。
Google Chromeならサイト上で右クリックして「検証」を選択すると、そのサイトのソースを見ることができます。これは自身のサイト制作にも役立ってきますので、必ず覚えておきましょう。
「デザインがかっこいい・魅せ方がキレイ」といったサイトは、コーダーもデザイナーもプロフェッショナルであると言えます。
そのようなプラスの要素はどんどん取り込んでいきましょう。制作ノートを作ってメモ書きしていくのもいいですね。
また本屋に売っている「初心者向けのHTML・CSS学習」のような本でも、キレイなソースを記述する練習になるので、勉強と思って一冊買うのも一つの手でしょう。
架空サイトのトップページを、テイスト違いで3案作れるようになれば立派なコーダーであると言えるでしょう。
またCSSの意味が分かるようになれば、十分だと言えます。
練習ばかりしていても現場の空気はわからないものなので、案件をこなしつつ勉強するくらいの心意気でいいと思います。怖がらなくて大丈夫です!
webデザインの知識を身につければ、サイトを一貫して制作することができるので、案件の受注の幅も広がります。またコーディングの際、クライアントにデザインの提案もすることが可能ですので、より訴求力が強いサイトに仕上がるでしょう。
クラウドソーシング界隈で「デザインのみ」という案件はあっても「コーディングのみ」という案件は、やや需要が落ちてきているように感じます。
そのような時代の流れにも対処したいですね。
確かにwebデザインにセンスは必要です。しかしプロのデザイナーがなぜ素敵なサイトデザインができるのかというと、デザインの引き出しの多さにあります。
webデザイン初心者は、見出し一つとっても「下線を引くだけ」という知識しかない人も当然いると思います。
プロのwebデザイナーは、見出し一つに「アイコンをつければどうか?」「背景に薄い斜線を入れてみてはどうか?」など、頭の中のデザインの知識が圧倒的に多いのです。
もしwebデザインの勉強もしたい!という方は、美しいサイトをブックマークをたくさんして、サイトを構成する部品に「なぜこれはキレイなのか」を研究するといいと思います。
「未経験可」や「初心者向け」といった案件や、CSSの不具合を直してください!というライトな案件まで取り組めます。
注意して欲しいのが報酬額に釣られないことです。
クラウドソーシングのコーディング案件は、報酬額が上がるほど難易度も上がっていきます。不本意なミスマッチを防ぐためにも、募集要項をよく読んで「自分ができる範囲の仕事か」を見極めましょう。
また、ほとんどのクライアントは「ポートフォリオ必須」という項目を掲げているので、コーダーになるまでの過程は必ず保存しておいたほうがいいです。
どんな小さなスケッチでも、走り書きでも評価されるポイントは意外なところにあったりします。
コーダーがクラウドソーシングで活躍するまでの学習フローを執筆しましたが、今からでも実践できる方法ですので、自分のできることを増やしてみてはいかがでしょうか?
書籍代が2,000〜3,000円するほどで、他のコストは全くかかりません。「難しそうだなー」という固定観念は損ですので、一度本屋で立ち読みしてみるといいです。