クラウドソーシングの問題点をまとめてみた【発注者サイド】
2020年5月5日
当サイトでは基本的に、クラウドソーシングは使うべきというスタンスで情報を発信していますが、実のところクラウドソーシングにはいまだ多くの問題点や課題が残されています。
そのためクラウドソーシングでトラブルを避け、上手に使うためには、問題点についてきちんと認識しておく必要があります。
今回はそんなクラウドソーシングの問題点について発注者側の立場から解説していきたいと思います。
クラウドソーシングサービスは受注者と発注者をマッチングするサービスですので、当然ながら仲介手数料が取られます。
クラウドソーシング大手のランサーズ やクラウドワークス では発注価格によって差はあるもののおおよそ価格の20%の手数料を取られます。
多くのクラウドソーシングは登録の際に特別な審査やテストなどは必要ありません。(中には翻訳専門クラウドソーシングサービスGengoのように審査が必要なものもある)そのため、ビジネス経験のない学生や主婦でも簡単に登録ができます。
それは彼らに取ってはメリットである一方、発注者の立場からするとそういった人たちはレスポンスが遅かったり、納期を守らないなど、業務上相応しくない行動をとることがあり、迷惑を被る可能性があります。
著作権侵害リスクも考えられます。例えばライターに記事を発注した場合、他のサイトの記事を丸々コピペして納品される可能性があります。
そのことに気づかず記事を公開してしまった場合、グーグル検索から外される可能性や、コピー元サイトから訴訟を起こされるリスクもあります。
これはライティング案件だけではなくデザイン案件や、開発案件にも同様のことが言えます。
クラウドソーシングサービスでは発注側は企業であったり個人であったりしますが、受注者は基本的に個人です。故に、ほとんどのクラウドソーシングサービスは受注者は個人であることを想定しています。
そのため、1個人ができる規模を超えた依頼をすることは難しいと言えます。もし、クラウドソーシングを使い発注者が中規模や大規模な依頼を出したい場合には、数人の受注者を雇い、マネジメントをしなくてはなりません。