webデザイナーがクラウドソーシングで副業するといくら稼げるのか調べてみた

Webデザイナーになるため日々切磋琢磨している主婦の方や、副業としてWebデザイナーを選んだサラリーマンの方など「Webデザインに関わろう」というビジョンを持った方は年々増えていっています。

では具体的にWebデザインにおける報酬はどれくらいで、Webデザインのみで食っていけるのかを検証してみました!

クラウドソーシングにおけるWebデザイナーの存在

Webデザイナーにおける種類というのは2種類に分けられます。これは報酬にも深く関わってくることなので、よく理解しておいてください。

デザインのみ可能なWebデザイナー

まずサイトデザインのみを行うデザイナーです。このタイプのデザイナーは案件の幅がかなり限られてきます。
なぜかというと「デザインだけお願いします!」という案件が少なくなってきているからです。

クライアント側もデザイナーとコーダーを別々にするリスクを理解してきています。
例えば、同一人物がデザイン・コーディングを行うと統一感が増しますし、デザインにおける意識も的確に成果物に反映されます。

一方、デザイナーとコーダーを分けてしまうとデザイナーが施した装飾の意味や表現方法が両者の間で齟齬が生じてしまう可能性があるのです。

コーディングもできるWebデザイナー

コーディングもできるWebデザイナーは案件を受け止める幅が大きくなります。「デザインしましたが、コーディングもしますよ!」とプッシュすれば、すんなり案件が進むことが多いです。
やはりクライアント側に取っても「コーディング依頼の募集」をする手間が省けますし、同じ人に終始一貫の仕事をしてもらったほうが安心です。

私の体験談

私がWebデザインを生業にしてクラウドソーシングサイトを渡り歩いていた時、ちょうど「Webデザイナー募集」という案件を見つけました。
一通りデザインが終わった後「契約終了」のメッセージが返ってきたのですが、私から一言「コーディングしましょうか?」と伝えると「え!いいんですか!?」との反応がありました。

やはりクライアント側でも「同じ人に手がけてもらいたい」という意識があったように感じました。
もちろん報酬は1.5倍くらいの金額が頂けたので、クライアントも私もwin-winな案件となりました。

両者の差は大きい

Webデザイナーが「コーディングできるかできないか」の差は大きいと言えます。コーディングがメインでなくとも、技術があるというだけで全て任される事案は多くあります。

気になるWebデザイナーの報酬とは!?

この場合も「デザインのみ」と「コーディングも含む」という2種類に分けて検証してみましょう。その違いはやはり大きいものです。

デザインのみの場合

Webデザインのみの場合、多くの案件はコンペとして募集されます。つまりクライアントが気に入った案件が採用される仕組みです。
コンペは気軽に応募できるのがメリットですが、競合はかなり多いです。

相場は大体30,000〜60,000円くらいになります。仮に制作時間が3〜5日かかったとしても、月に5〜10件応募して150,000円いくかいかないかという計算になるでしょう。

しかしここでも「コーディングもできます!」とコソッと伝えるだけで採用される確率は大幅に上がります。
もしクライアント側から修正して欲しい点が提示された場合、応募者のあなたの案の魅力に惹かれているということですので、どんどんプッシュしていいと思ってください。

コーディングもできる場合

「コーディングもできます!」と明示した場合、報酬額はぐんと上がります。具体的には普通の案件でも1件100,000円をゆうに超えることもあります。
この際、プロフィール欄に「コーディングも可」という文言を付け加えるだけでも、クライアントからの印象も変わってきますので、ぜひ実践してみてください。

コーディングに1週間丸々かかったとしても、月数十万円という報酬が入ってくるのですから、こんな美味しい話はありませんね。

またコーディングの技術は流行り廃れは多少ありますが、今までの知識がひっくり返るような改変はされません。ですのでWebの世界に関わる以上、多少なりとも身につけておいて欲しい技術と言えます。

やっぱりコーディングができると希少価値が上がる

Webデザインははっきり言ってセンスが良ければ、誰でもそれなりのデザインはできます。今は育児の合間に稼ぐといった主婦層も参入してきているので、どんどんパイを取り合う人数は多くなってゆく一方です。

そのWebデザイナーと一線を画すにはやはり「コーディングの技術」が必要となるわけです。

でもHTMLやCSSとか覚えるの大変でしょ?という方へ

コーディング技術自体は難解なものでは全くなく、全てのコードを覚える必要もありません。
また以前は1からサイトデザインやコーディングをする必要がありましたが、今はHTML・CSSフレームワークやブランクテーマという制作補助になる枠組みがリリースされているので、それに沿って制作すればかなり手を煩わせることなくサイトの構築が可能です。

リファレンステキストを買ってきて「分からないところは辞書で調べる」という手法で覚えていっても何ら問題はありません。

報酬のためにも自分のためにもコーダーも目指そう!

コーディングに関してはWebサイトのデザイン技法と同時に覚えたほうが効率的です。オススメの勉強法を挙げておきます。

  • 美しいサイトや綺麗なサイトのソースを少しでも見る
  • CSSの効果を実際に記述して体験する
  • Webデザイン系のサイトをブックマークして最新のコーディングに触れる

一度、ブランクテーマをダウンロードして自分なりにサイトを作ってみると、難しさや気づきが頭の中で芽吹くと思います。まずは手を動かしましょう!その経験は必ず報酬となって返ってきます!

以上の点は、スクールに通わなくても確実に自分の技術に繋がります。
またコーディング自体に制約はありませんが「誰が見ても分かる美しいソース」という概念は必ずあるので、スマートなコーディングを目指すべきだと言えます。

まとめ

今回はWebデザイナーの稼ぎ方や具体的な報酬額をまとめました。Webデザイナーという肩書きだけではもったいない案件はたくさんあります。

ぜひ常に新しい技術を取り込んで、クラウドソーシングに挑んでください!