クラウドソーシングでシナリオライティングで稼ぐ方法
YouTubeなどで一度は目にしたことがある漫画動画や広告動画。
これらはシナリオライターが考えたお話を基に作られています。
シナリオライティングというと特別なスキルが必要だと思われがちですが、通常のライティング案件と同様にクラウドソーシングサイトを経由して、未経験からでも稼ぐことが可能です。
今回は「シナリオライティングには興味があるけど、どうやって始めたらいいかわからない」という方のために、どんな案件を選んでどうやって作業を進めていくか、順に解説していきます。
シナリオとは、動画や映像などの脚本のこと。
クラウドソーシングサイトで募集しているシナリオライティング案件については、主に動画サイトなどに上げるストーリーを作っていきます。
以下が、実際に動画ができるまでの大まかな流れです。
シナリオ作成→コマごとのイラスト作成→ナレーション入れ→動画の編集
これを見ると分かるように、自分が考えた話やセリフをイラストレーターさんや編集者さんたちが形にしてくれるので完成した時の喜びや達成感が大きいのが魅力です。
一言でシナリオライティングと言っても、その種類は様々です。
まずはどんな種類の動画があるのか、未経験でも始められるシナリオライティングの案件にスポットを当ててみていきましょう。
・「もし○○が○○だったら…」
・スカッとする話
・感動した話
・特定の人物や出来事のまとめ
・ゾッとした話
など、ジャンルは数多くあります。
イチから自分でお話を考えるものや、実話を基にしたもの、実在の人物の人生をストーリーに起こしていくものなど様々な設定があります。
自分の好きなジャンルがどんなものか知ることも大切ですので、まずは楽しみながらたくさん見てみてください。
LINE上での会話形式でストーリーを展開していく動画になります。
こちらは普段私たちが見ている画面のそのままで、文字のみの動画です。
漫画動画のように絵でイメージを伝えることが出来ないので、登場人物の設定や展開などしっかりと作りこんでいく必要があります。
特にセリフを考えるのが好きな人に向いているジャンルです。
漫画動画やライン会話風動画と違い、発注者が指定する商材の購入を目的とした紹介動画になります。
youtubeで好きな動画を見ようとしたときに、ダイエットや育毛剤などの宣伝が高確率で出てきますよね?
こちらに関しては参考動画が貼れないので、実際に広告動画が出てきたらスキップせずに見てみてください。
主に漫画のストーリー展開から始まり、途中から商材の紹介に切り替わっていくものが多いですが、ダイエット広告などでは最初からBefoerAfterなどの画像で展開していくものがあります。
ある程度ストーリーの展開の仕方が決まっているため、キチンとしたマニュアルが提示されることが多いので未経験でも取り組みやすい案件が多くなっています。
では、実際にシナリオライティングを受注するためにはどうすればいいのでしょうか?
クラウドソーシングサイトにて、「シナリオ」で検索するとたくさんの募集があります。
その中から自分が書けそうなジャンルのものにまずは応募してみましょう。
募集画面にクライアントがイメージする動画を掲載していることが多いので、そちらを参考にしてください。
実際にシナリオが完成したら、クライアントにポートフォリオとして公開することが可能か確認してみてくださいね。
クライアントによっては動画にライターの名前を記載してくれるところもあるようなので要チェックです。
ポートフォリオとしての公開がダメな場合は、自分で未発表のシナリオをいくつか書いておくのも選考の際のアピールになります。
継続してシナリオライターの案件を受ける場合にこれらが活きてきますのでぜひ覚えておいてください。
ここからは具体的なシナリオライティングの進め方についてご紹介していきます。
クライアントによってシナリオの書き方や構成に指定があるものの、基本的な考え方はある程度決まっています。
今回は漫画動画やLINE会話風の動画と商材系の動画に分けてその進め方をみていきましょう。
特に漫画動画は分かりやすいのですが、基本的な話の流れはいつも一緒です。
今回はスカッとする話を例に考えてみましょう。
「起承転結」で考えると分かりやすくてオススメです。
これを、次に「不倫した夫に制裁を与える妻の話」で当てはめてみます。
ちょっと最後が盛りだくさんになってしまいましたが、こんな感じ。
大まかに考えたら、今度は具体的な設定について考えてみます。
・登場人物は誰か(名前、年齢、職業)
→主人公や悪役など
・伝えたいメッセージは何か
→「不倫は悪。社会的制裁でスカッと次の人生へ」など
実際にシナリオ作成の仕事を受注する際は、ここまでを「設定」と「あらすじ」として、一度クライアントにチェックしてもらう場合もあります。
ここでしっかりクライアント側とのやり取りができていれば、その後のシナリオ執筆も進めやすいですね。
実際のシナリオを書いていく際には、先ほどテーマに沿って考えた型にセリフを入れたりしながら肉付けをしていきます。
どのくらいの文字数にするのかは、初めにクライアントに確認しておきましょう。
漫画動画の場合はイラストが入るので、「5分程度」の動画で「2000文字前後」が目安になります。
いらない部分や加筆を加えたりなど調整をしてストーリーを整えてから、OKが出れば納品して完成です。
ダイエットや育毛剤など、商材の購入を目的としているのでストーリーも重視されますが事前にペルソナ設定を具体的に決め、どの世代のどんな人に買ってもらいたいのか意識してシナリオを作成していきましょう。
まずは対象になる商材について、クライアントから詳細が送られてくると思いますので細部まで目を通します。
HPや実際の動画作成にに使っていい公式画像、動画があるとイメージが膨らみやすいので最初の時点で確認してみてください。
基本的な考え方は、通常の漫画動画と一緒です。
漫画を主にストーリーを展開していく場合と、画像のみで展開する場合とに分けて考えてみましょう。
〈ダイエット商材をストーリー形式で紹介する場合〉
という感じです。
そして、この後に具体的な商材の説明と購入方法に繋げていくことが多いです。
〈商材の説明や効果で構成する場合〉
こちらはBeforAfer画像やどんな成分が体に聞くかなどをひたすら説明していきます。
男性向けの商材の場合に使われたりします。
どちらの場合にも言えることですが、商材の特徴を説明する際には感情に訴えることを意識して単調にならないように気を付けてください。
シナリオライティングは、動画にするためにある程度文章量が制限されます。
その中でどうやったらきちんとメッセージが伝えられるのか、セリフや言い回しを練ったり細かいところを考えていると、「いつまでも完成しない!」ということになったりしがちです。
ある程度慣れるまではこまめにクライアントに確認してもらいましょう。
そのため、修正の回数が多くなることがありますが、めげずに取り組むことが大切です。
今回は未経験からシナリオライティングに挑戦する方に向けて具体的な流れをご紹介しました。
シナリオ作成は通常のライティング記事に比べて未経験でも文字単価1.0円以上の案件が多いので、スキルを身に着けるといいお小遣い稼ぎになります。
慣れてくると一件当たり1時間程度で書くことが出来るようになるので、隙間時間にぜひチャレンジしてみてくださいね。