多くのクラウドソーシングサイトには、ライターがコピペをしないようにコピペチェックツールというものが導入されています。
例えば大手クラウドソーシングサイト、クラウドワークス ではこのような感じですね。
チェックを開始を押してみましょう。
実はコピペチェッカーに今回挿入した文章はクラウドソーシングナビ(当サイト)の記事から取ってきました。
一致率が100%になっていますね。これは上の記事と100%文章が一致していますよ。ということです。
しかし、コピペをしていない場合でも、一致率が高くなってしまう可能性はいくつかあります。コピペをしていないにもかかわらず疑いをかけられるのは非常に不愉快ですよね。
今回は、コピペをしていないにも関わらず、コピペチェックに引っかかってしまう理由と対策法を解説します。
「コピペチェックに引っかかる=コピペ疑惑」ではない!
コピペチェックに引っかかるときは「一致率」が問題になることが多いですが、これはコピペ認定というわけではありません。
クライアントが一致率の高さを嫌う理由
Googleなどの検索エンジンから「質の悪いコンテンツ」と評価され、検索結果の順位が低下してしまいます。コンテンツの収益が低下するため、クライアントは一致率の高い記事を嫌います。
そのためコピペチェックの結果を理由にクライアントから修正依頼が出た場合は、必ずしもコピペを疑われているというわけではないことは頭に入れておきましょう。
コピペをしていないのにチェックに引っかかる理由
コピペをしていないのにコピペチェックに引っかかる場合は主に3つの理由が原因です。
・他のサイトと同じような話題しか書いていない
・キーワードの使用数が多すぎる
・同じような表現を繰り返している
このような場合、「一致率」のチェックに引っかかります。
納品前にコピペチェックをする方法
クラウドソーシングのサイトには、コピペチェックツールがあるのでそれを使えば良いでしょう。上で紹介したクラウドワークス では発注者の管理画面から、コピペチェックツールを利用することができます。
また、コピペチェックができるサイトは「Copy Contents Detector(CCD)」がおすすめです。このサイトでは文章の一致率を判定することができます。。この数値が50%を超えると「要注意」となっています。コピペしていないにも関わらず高い数値が出るのは、キーワードの使い過ぎが主な原因です。
CCDの一致率が40%以下になるようにしよう
CCDの一致率は50%以上から要注意になり、49%以下では良好になる。可能な限り40%を下回るようにすればよい。
無料版のCCD では4000文字以上を一括で判定することはできないので、4000文字を超える場合は分割して判定し、一致率の合計を分割数で割れば大丈夫です。例えば、7000文字の記事を2分割した結果が40%と60%であれば、トータルでは50%のように判断すれば良いと思います。
一致率を下げるテクニック
一致率を下げるテクニックとしては主に3つの方法が有効です。
文字数や話題を増やす
文字数や話題を増やすと一致率を薄めることができますが、字数稼ぎと判断されないように注意が必要です。有効的に文字数を上げる方法は以下の記事で詳しく紹介しました。
キーワードの使用率を下げる
SEOを少し学んだライターはキーワードをやたらめったり入れがちです。
しかしキーワードというものは多く使用すれば良いというものではない。むしろ一致率が高くなって質の悪いコンテンツになってしまいます。
キーワードがどのくらい使われているか測定するサイトはFunkeyRatingがおすすめです。
ここで使われたキーワードのうち上位3位の合計が10%を下回れば優秀。ひとつのキーワードが7%を超えていれば要注意かと思います。
読みやすい文章になるように校正する
最終的には読者に取って読みやすい文章を作ることが、一致率を下げることにつながります。作業のようにライティングをしていると、同じような表現や、言葉を重ねがちです。
同じ言葉や表現ばかり使っていると、単純に読みにくい文章になります。校正を重ねれば自然と一致率は下がっていきます。
他サイトの参考方法に注意
経験を積んだライターであっても、他のサイトや書籍を参考にせずに記事を書くことは困難ですので、競合サイトを参考にして文章を書くことも多いと思います。その際は「見出しと結論だけ参考にして中身は自分で考える」ようにすると一致率も上がりにくくなります。
まとめ
今回は「ライティング案件でコピーチェックに引っ掛かる原因とその対処法」を伝授させて頂きました。
コピーチェックはクライアントが主に使うツールですが、ライターが使うことで、記事の質を高めることにつながります。使いこなしてライティングスキルを上げていきましょう。