クラウドソーシングでWEBデザインを外注する際に気をつけるべきこと
2020年4月9日
クラウドソーシングでデザイン依頼をするということは、制作時間の短縮になり、プロジェクトのスムーズなスタートダッシュが可能になります。
ここで気をつけたいのが案件依頼の方法です。これを誤ってしまうと「いつまでたってもいい案が出てこない」という事態や「頼んだはいいが、意図するものではなかった」という状況に陥ってしまいます。
今回はクラウドソーシングでどのような情報を提供するかや、気をつけるべき点をまとめてみました。
クライアント側としてはいろいろな思いがあると思います。「とにかく流行の技術を詰め込んで欲しい!」や「子どもでも見やすいサイトにして欲しい!」など要望としてはいろいろありますね。それを初めに伝えましょう。
この時デザイナーからとしても提供して欲しい情報がありますので、ぜひ以下の点を参考にしてみてください。
最低これくらいの情報を提示したいところです。
気をつけて欲しいのがこのような情報提供を受けていないのに、突っ走るデザイナーです。特にデザイン慣れしていない新米デザイナーは、ヒアリングを疎かにしたり、十分に相手の要望を聞き取れなかったりするので、途中経過を見せてもらうなどのアクションを挟むといいでしょう。
ここでは発注する際、気をつけるべき点を挙げてみたいと思います。
評価が低い理由はいろいろありますが大きなポイントとしては「技術不足」が挙げられます。
「思っていたものと違ったものが出来上がった」
「明らかにクオリティーが低い」
などの理由で低評価の対象になることが多いと言えます。近年、オンラインプログラミングスクールなど、気軽にWebデザイナーになれる分、技術を伴っていないデザイナーが溢れてきているのは確かです。
高いお金を払って依頼するのですから、高評価せめて星4以上のデザイナーに頼みたいところではあります。
ポートフォリオや制作実績があるなら見てみましょう。まともなデザイナーなら制作実績はきちんと登録しています。その際注意すべきポイントを挙げてみます。
素人目線でもいいので、この3点を意識しながら見てみましょう。サイトの美しさというのは「隅々まで閲覧者目線でデザインされているか」などですね。例えば3つ目のケースバイケースの制作というのは「病院なら赤は控えめにする」ということなどが挙げられます。
中にはテンプレートを使い回しで提案してくるデザイナーもいるので、ポートフォリオの充実さは注目したいところです。
ぶっちゃけた話、クラウドコンピューティングにおける「プロ」のバッジを与えてられている方に頼めばいい案はすぐ出てきます。しかし!お金はそれなりにかかります。
プロデザイナーでなくてもかなりいいデザイン案を出してくるデザイナーさんはたくさんいらっしゃるので、宝石の原石を探すような勢いで、自分好みのデザイナーを発掘するのもいいですね。
ビギナーデザイナーは変なプライドも持っていない方が多いので、長い付き合いにするのもありだと思います。
デザイナーに頼むということは自分の能力を補ってくれる人を探すということです。野菜農家がベジタブルレストランを開業してスタッフまで務めていたら身が持ちませんよね。
ですので、報酬面は必要経費と割り切ってできるだけ報酬を高くするべきだと思います。クラウドソーシングとは面白いもので、低報酬の案件に関してはそれなりの案がやってきます。高報酬になるとさらに上をゆく案件が出現するわけです。
もし低コストで発注したい場合は「継続案件で単価のアップも考慮しています」と一言添えると、若干イメージは良くなります。
継続案件といった常に同じデザイナーに依頼することは、自分のビジネスのよりよいパートナーになりますしデザイナーとしての資質も大化けする可能性もあります。
例えば「いろいろな人が見るので導線を考えた案を希望します!」というポイントや「とにかく商品をいっぱい買ってもらいたいんです!」という思いはどんどんデザイナーにぶつけるべきでしょう。
デザイナーは神や仏ではないので、依頼者の案件への思いがないと提案することができません。「譲れないポイントがいくつかある!」という依頼者もいらっしゃるでしょうが、そんな方も出し惜しみなく募集要項に書いておくとピッタリの案が出てくると思います。
また「デザインはお任せするけど、コーディングはこちらでします」というクライアントさんはきちんとその旨を明記するようにしましょう。
でないと「これどうやって組むねん……」というデザイン案が上がってこないとも限りません。
いくら手軽なクラウドソーシンといえど、やり取りはれっきとしたビジネスに変わりありません。
「案件応募します!よろしくおねがいしまーす!いい案お待ちしてます!」みたいな軽いノリの募集には、それなりの提案しかきません。
ですので、募集要項も友達感覚でなく、ちゃんと厳粛に記載しましょう。難しく考える必要はないです。
このような構成で伝えると相手も納得や理解が得やすいです。ビジネス文に自信がない方は、一冊ビジネス文の書籍を買うのもいいかもしれませんね。礼儀に始まって礼儀に終わる仕事が理想と言えます。
デザイナー探しは難しく自分の好みに会うまで時間がかかります。しかし自分にピッタリのデザイナーが見つかるとサクサクと案件も進みます。
ここは妥協することなくコンペでもプロジェクトでも、地道にパートナーを探してみましょう!