未経験者がDTPデザイナーになるためにおすすめ書籍6選
2020年4月9日
DTPデザイナーとは紙ベースのデザイナーという意味合いですが、実際にプロとして働くには必ず勉強が必要です。
特に今までデザインという作業をしてこなかった方にとっては、未知の世界でしょう。
今回はそんな初心者の方にぴったりな書籍をご紹介します。
DTPデザイナーに求められる知識としては代表的なものとして、以下のようなスキルが挙げられます。
それぞれ成果物の内容によって変わってきますので、毎回注意して制作することが大切です。
また DTPデザインは「足し算」のデザインではなく「引き算」のデザインということを覚えておきましょう。
どういうことかというと、要素を増やして訴求するよりも、いかにシンプルにデザインして最低限の要素で訴求することが重要と言えます。
場合によってはごちゃごちゃしたDTPデザイン制作が求められたりもしますが、シンプルなポスターのほうが見やすいですよね。
ここではDTPデザイナーを目指すにあたって、読んでおくべき書籍を集めました。どれも読み応えのある書籍なので、チェックしておきましょう。
デザインをする上で必要な基礎やルール・禁止事項など、デザイナーのバイブルと言っていい書籍です。デザインのルールにはそれぞれきちんとした理由やサンプルが設けられていて、初心者にも大変わかりやすい内容になっています。
「デザイン=楽しい」というキャッチコピーのもと、執筆されているので「これからデザイナーを目指す!」と意気込んでいる方にとっては、全ページ必要な知識であるといえます。
デザインの基本中の基本が掲載されている書籍です。まさにデザインの入門編としてデスクに置いておくといいでしょう。
上司に「君PC得意なんだってね、チラシでも作ってよ」と無茶振りをされた方にもオススメです。
本書は「チラシ」「DM」「バナー」を例にして執筆されています。アプリケーションの使用方法も解説されているので、デザインの勉強だけでなく実務も学びたい方にぴったりです。
入稿データ自体は印刷会社の指定する方法で入稿すればいいのですが、初心者のうちはCMYKやRGBの違いが分からなかったり、トンボや塗りたしのつけ方もいまいち理解していない方も多いです。
本書では様々な入稿データの作り方や、実例を交えた納品方法が説明されています。デザイナーは「デザインだけすればOK!」というのは間違いですので、入稿のルールも理解しておきましょう。
配色はデザインの基本中の基本です。慣れないうちは配色サンプルを見ながら色彩感覚を身につけるといいでしょう。
デザイナーとしては色彩検定という資格も持っておいて損はないので、基礎が分かった段階で受験すると後々転職の時などに役立ってきます。
配色にもセオリーというものがあるので、実際に書籍を参考にしてみて「直感的な配色感覚」が身につけられるように努力しましょう!
レイアウトの基本といえる「余白」に注目した本です。スカスカになりすぎず、なおかつ雑多ではないレイアウト技術は実務でしか身につきません。まずは本書のような教本を土台にして、しっかり勉強していきましょう。
「余白を制するものはDTPデザインを制す」といっても過言ではないくらい余白は重要な要素です。いろいろな広告物や本の表紙をデザインの研究だと思ってよく観察すると、デザイナーの意図が見えてきます。
など、いろいろな視点で見てみましょう。もしいらない雑誌が出てきたら表紙の見出しやポートレート写真、各サブタイトルをバラバラに切り抜き、自分なりのデザインを再構築することもいい勉強になります。
デザイナーが必ず注意を払うのが「著作権」です。本書では「著作権を保持する人」と「著作物を使う人」両方の立場で説明されています。どれも実例を伴った書籍なので、初心者でも理解しやすいです。
例えば、フリーの画像サイト一つとっても、著作物表記が必要であったり、改変不可だったり、法の落とし穴というものはいろいろなところに転がっています。
不本意なトラブルになる前に「著作物のルール」について理解を深めておくべきです。
参考書を100冊読むより、どんなに下手くそでも募集案件に1案でもいいので提案した方が、よっぽど勉強になります。頭でっかちのデザイナーにならないように、書籍はサブツールとして捉えて「分からなかったら見る」くらいの意気込みで取り組んでみるといいと思います。
また先輩デザイナーがいるなら技術を盗むのもありです。学ぶの語源は「真似ぶ」とはよく言ったものです。私も泣かされながらスパルタで鍛えられました。まずは現場に勤めるのもいいと思います。
今はCore5やCore7などの高性能なPCが台頭していますが、それでもPhotoshopが不穏な動きを見せてアプリが落ちてしまうことがたまにあります。一部の人しか理解できないかもしれませんが、昔はPhotoshopの機嫌を伺いながら、マウスポインターのくるくると睨めっこしていた時代がありました。
Windowsなら「Control+S」Macなら「Command+S」をとにかく頻繁に行い保存しましょう!
今回は初心者DTPデザイナーにオススメな書籍をまとめてみました。上達のコツは「手を動かしながら!」です。
DTPデザイナーに資格は要りません、完全実力主義の世界です。荒波にもまれながら成長すると、立派なデザイナーの仲間入りです!