【webデザイナー向け】クラウドワークスって稼げるの?

webデザイナーにとっての3大受注先のひとつ「クラウドワークス」ですが「本当に稼げるの?」とあと一歩踏み込めない方、登録はしたものの、案件の応募に踏み出せない方もいらっしゃるかもしれません。

今回はクラウドワークスのメリットとデメリットや具体的な報酬額、また効率の良い稼ぎ方についてまとめてみました。

ぜひ当記事を参考にしてバリバリ稼いでくださいね!

単刀直入に申し上げます

「クラウドワークスは稼げます!」なぜかというと競合がそこまでハイレベルではないからです。

初心者が集まるのがクラウドワークス

ランサーズと比べてクラウドワークスは、提出されるデザインのクオリティーもそこまで高くありません。
現に私がいたって普通のデザイン案を応募した時「まともなデザイナーさんがいて良かったです」とクライアントさんに感謝された経験があります。

初心者が集うクラウドソーシングサイトだからこそ、少し自分のデザインのセンスが人よりも優れていると案件の獲得に直結するでしょう。
しかし、人並みだと他の提案に埋もれてしまいますので、自分の技術を切磋琢磨することは大前提だと言えます。

クラウドワークスにおけるwebデザイナーの報酬額は?

クラウドワークスにおけるwebデザインの報酬額は30,000〜80,000円が相場だと言えます。案件の報酬額が高い案件だと競合も多くなるので、地道にお堅い案件を攻めていくのもありだと思います。

また専属のデザイナーとして契約すると、報酬の交渉も可能ですのでいろいろな案件をこなしていくと嬉しい収入が期待できることもあります。

独立も視野に入る報酬額

webデザイン案件をコツコツこなしていくと、月20万円前後にはなってくると思います。
それだけでは心もとないかもしれませんが、独立を視野に入れた場合、他のクラウドソーシングサイトの併用で報酬はもっと高くなります。クラウドワークスにこだわらず、受注先のサイトは増やしておいたほうがいいでしょう。

別のおすすめサイトについてはwebデザイナーがクラウドソーシングで稼ぐのにおすすめサイト3選にてご紹介したのでそちらもご覧ください。

フリーランスとして独立するには

近年はフリーランス化がブームということもあり、「将来webデザイナーとして独立したい!」という方も多いと思います。ここで基準になるのが「今の収入の2〜3倍の副収入を得られる実績」が現実化すれば、独立を考えてもいいと言われていることです。
「今月は5万儲けた!これは独立すべきだ!」というのは時期尚早です。まずはコンスタントに稼げる金額を把握していきましょう。

しかしながら、webデザイン1本で独立はさすがに小回りが効かないので、webサイト運営のコンサルティングやコーディング技術を身につけて、クラウドソーシング界隈を渡り歩くべきだと思います。

クラウドワークスでコンペ案件を勝ち取る秘訣

webデザイン案件にはプロジェクト形式とコンペ形式がありますが、プロジェクト形式は専属案件に主に使われるため、初めのうちはコンペ形式で実績を積む必要があります。

しかし、コンペ形式では採用されるのは多数の応募者の中から一人なため、コンペ形式で採用されるにはコツがいります。そこでここではどうやってコンペを勝ち取るかをご説明します。

注目したい点はクラウドワークスはクライアントも受注者も素人である場合が多いということです。

  • こちらからの作品案は3種類以上提出する
  • 締切間近に提出する
  • 分からないところはとことんクライアントにメッセージでヒアリングする
  • クライアントが好きなサイトや好きな雑誌は何か把握する

一つずつ詳しく解説します。

こちらからの作品案は3種類以上提出する

案件に提出する案は最低でも3案にしましょう。「1つは本命、2つ目は色違いなどの近似した案、3つ目は全く違ったテイストの案」という風に、クライアントに選んでもらうことが大切です。

クライアントはなるべく多くの案が見たいと意識を持っています。その希望に応えると必然と当選率は上がってきます。

最初は数案作るのに手間がかかると思いますが、自身のスキルアップと思って複数案提出するクセをつけましょう!

特にクラウドワークスはクライアントが初心者の場合が多いですので、気にいるか気に入らないかの基準は明確です。クライアントの意向に沿う案を提案してみましょう。

締切間近に提出する

最初に出した案が当選する!という感想はあまり聞いたことがありません。むしろ締切間近に出した案が、意外と気に入られたという感想はデザイナー仲間からよく耳にします。

クラウドワークスは慣れていないクライアントが多いので、見せる案は新鮮さが命となります、できれば締切間近に提出することをオススメします。

分からないところはとことんクライアントにメッセージでヒアリングする

コンペで当選する案はもちろんのことながら「クライアントの意図に最も近かった案」です。
では意図をどのように汲み取るかですが、クラウドワークスではクライアントにメッセージが送れるフォームが存在します。

そのフォームを使うことによって、案の方向性が確固たるものになるだけでなく「あなたの案件にすごく注力しています!」というアピールになります。
分からないところを解決することや、クライアントの意図した案をズバッと提出するためにもメッセージ機能は有効活用しましょう。

クライアントが好きなサイトや好きな雑誌は何か把握する

クライアントも人間ですので好きなサイトや、好きな雑誌は当然あると思います。それを踏まえた上で、デザインをすると「おっ!」という反応が得られやすいです。クラウドワークスにおいて、そのようなクライアントの傾向は顕著に現れてきます。

「パクれ」ということでは決してありませんが、好きなサイトや雑誌の余白の取り方や色彩、ページ構成など参考になる部分はたくさんあります。

この際まるっと引用するのではなく、ラフを描く時点からクライアントの好みを加味していくといいでしょう。まずはラフを描くこと、これはマストと言えます。

しかしながら「クラウドワークス」にはデメリットもあります

個人的な感想ですがクラウドワークスにおけるwebデザイン案件は縮小しているように感じます。その理由として、クラウドワークスのwebデザイン案件は21019年3月時点で220件に止まっています。これを多いか少ないかと感じるのは個人の受け止め方次第ですが、個人的には気軽に提案できる案件は少なくなってきていると感じます。

例えば、webデザインにおいて50,000円〜80,000円の中堅案件はあまり見かけなくなっています。逆に100,000円を超える案件と低報酬の案件が目立っています。
どのようなことが言いたいのかというと、極端になりすぎているということです。初心者かプロかという区別がハッキリしてきているという傾向がありますね。

対策としては、クオリティーの高い案を提出するために自分のスキルを高めたり、HTML・CSSコーディングもできるようになると、希少性が高まるでしょう。
欲を言えばPHPとjavascriptが理解できると、完璧だと言えますね。最初は難解かもしれませんが、サンプルを作っていくうちに自分が作りたいものを形にできる能力がついてきます。ぜひ挑戦してみてください!

まとめ

クラウドワークスについては、まだまだ参入する余地のあるフィールドです。他のデザイナーに埋もれないように日々の勉強は怠らないようにしましょう。

重要なところをもう一度まとめると「提案は最低3案」と「クライアントは素人と思う」最後に「優位に立てるデザインクオリティーを保つ」この3点です。

webデザインは楽しい仕事です。一流のデザイナーとしてプロ意識を常に持ち続けましょう!

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