クラウドソーシングでタスク形式でライティングを依頼するメリットデメリット

クラウドソーシングでの記事外注依頼にはプロジェクト形式とタスク形式の2つの方法があり、それぞれ異なる特徴があります。今回はクラウドソーシングでタスク形式で依頼をするメリットデメリットについてご紹介します。

タスク形式とは

メリットデメリットを説明する前に、タスク形式とは何か簡単にご説明します。ご存知の方は読み飛ばしてもらって構いません。

タスク形式とは、応募や契約なしで、多くの人から作業を集める仕事の依頼方法です。プロジェクト形式では依頼をする際、特定のメンバーと報酬額、納期などについて、擦り合わせを行い契約をして仕事を進めることになりますが、タスク形式では、それらの手続きがなく、発注後に我々が行う作業としては、納品されたものを承認するか決めるだけです。

具体的には以下の様な依頼です。


タスク形式を使うメリット

タスク形式がどういうものか理解できたところで、タスク形式にはどの様なメリット、デメリットがあり、どういった場面で利用すべきかについて解説していくます。

安い値段で発注ができる

まずこれがタスク形式を使うことで得られる一番の利点と言えるでしょう。プロジェクト形式では一定額以上の依頼でないと、募集が集まらないですが、タスク形式では相当に低い金額でも募集が集まります。

例えばトータル1500文字の記事を依頼をする際、プロジェクト形式ではおおよそ500円以下の依頼には募集が集まりにくくなります。

しかし、これをタスク形式で募集した場合、基本的に200円でも数日以内には募集件数を満たします。

この様にどう考えても割に合わない様な依頼をしてもタスク形式だと募集が集まるのはいささか疑問ではありますが、私が考えるにこの様な依頼を受けるライターの考えとしては以下の様な感じではないかと思います。

クライアントとのやりとりが苦手もしくはメンドくさい

プロジェクト案件であれば報酬が振り込まれるまでに、クライアントと様々なやりとりをしなくてはなりませんが、タスク案件であれば、依頼内容に沿って決められたフォームに文字を入力していくだけで作業が完了します。

クライアントとやりとりをしたくないライターにはもってこいの依頼と言えるでしょう。

実績づくり

高単価なライティング案件は基本的にプロジェクト形式でしか存在しません。しかしプロジェクト形式の案件を受注するためには、多くの応募の中からクライアントに選ばれなければならず、受注実績の少ないライターは選考で落とされてしまいます。

クラウドソーシングサイトに登録したばかりのライターなどが活動実績を示すためにタスク案件を受注しているのではないでしょうか。

納品までにかかる時間が早い

二つ目のメリットとしては納品までの時間が長いことが挙げられるでしょう。

プロジェクト形式では納品までにライターの選考から条件のお擦り合わせなどの手続きが必要なため、どうしても納品までに時間がかかってしまいます。

反対に、タスク形式では依頼後すぐに納品となるため、非常にスピーディに記事を依頼することができます。

デメリット

ここまで、タスク形式の良い面ばかりを紹介してきましたが、その反面、タスク形式での依頼にはデメリットも多く存在します。

記事の質が悪い

プロジェクト案件であれば募集実績を見て、限られた人のみに募集をかけることや、応募時にテスト記事を課すなどして選考を行うことができますが、タスク形式ではどんなライターでも記事を書くことができるため、レベルが低いライターが書いた記事も多数納品されます。

訂正依頼ができない

タスク形式で納品された記事は承認するか、非承認かを決められるだけで、個別に修正依頼を出すことができません。

募集要項に書いた内容が書かれていなかったり、全体的に問題のある文章であれば非承認にすればよいですが、一部のみ修正したい場合などはプロジェクト案件で発注をかけるか、自身で修正をしなければなりません。

タスク形式に向いている依頼とは

ここまでタスク形式を使うメリットデメリットを解説してきました。

では、これらのメリット、デメリットを踏まえた上で具体的にどのような依頼内容がタスク形式で発注するのにふさわしいのでしょうか。

体験談系

アフィリエイトなどで、特定の商品やサービスを売り込むキラーページを作る場合、実際に使用した人の体験談などがあると成約率が高まります。

タスク形式では多くの人に依頼を見てもらうことができるため、狙った商品を使ったことがあるひとが存在するかもしれません。

それらの体験談は記事を書く際に参考にしてまとめることもできますし、「実際に使った人の体験談」といった形で直接載せても良いでしょう。

アンケート系

タスク形式はアンケートを取ることにも使えます。

例えば自分が運営しているブログやサイトの記事案が思いつかなくなった時などには、ブログのurlを貼って『このサイトの記事案を募集します』といった風に応募をかければ自分では思いつかなかったテイストの記事タイトルを提示してもらえるかもしれません。

また、先ほどの体験談ともかぶりますが、比較記事を書きたいときに、どちらが好きか理由も含めてアンケートをとれば容易に記事構成に必要な要素を取り出すことができます。

まとめ

いかがでしたか。今回はタスク形式で依頼するメリット、デメリット、どんな依頼がタスク形式に向いているかについてご紹介しました。

クラウドソーシングを使いこなし、上手な記事外注をしましょう。