昨今のコロナウイルス感染拡大により再び注目が高まっているクラウドソーシングサービスですが、手軽に登録ができ、仕事を受けられる反面、何も準備なしに進むと思わぬところで問題点を感じると思います。
今回はクラウドソーシングで仕事を受ける際に問題となってくる点についてまとめました。
単価が安い
クラウドソーシングの問題点として一番に挙げられるのが、単価が安いということでしょう。
実際にクラウドソーシングに登録して案件をみてみるとわかりますが、一般的なフリーランスの相場よりも大幅に安い値段で仕事の依頼が出ています。
これはスキルのない主婦や学生が簡単に取り組むことができる反面、その分野で本気で稼いでいきたいと考える方に取ってはデメリットとなるでしょう。
ただ単価については立ち回り次第で、上げていくことが可能です。
コミュニケーションが取りにくい
これは発注者サイドでも記載しましたが、クラウドソーシングではコミュニケーションが基本的にテキストとなります。
そのため、案件の内容についてクライアントと認識のずれが発生しやすくなっています。もしクライアントの想定と大きくズレたものを納品してしまうと、評価を落とすだけでなく、修正作業に時間を使わなくてはなりません。
人脈が広がらない
フリーランスとして案件を獲得していく上で人脈の拡大は重要と言えます。
なぜなら高単価の案件は以前の取引先などから紹介してもらえることが非常に多いからです。
しかし、ほぼ全てのクラウドソーシングサイトではクラウドソーシングサイトを通さない外部の取引を禁止しています。
例えば大手クラウドソーシングサイト「 ココナラ 」では利用規約で以下のように定めています。
ココナラでは、プロフィールやDM・トークルーム・納品物のPDF内等で、外部での直接取引をもちかける、もしくはそれに応じる行為を禁止しております。(メール・電話・LINE・Skype・チャットワークなど)
ー ココナラを介さずに外部で取引を行うように持ちかける行為
ー ココナラに出品していないサービスの提供のために外部に誘導する行為
ー 次回以降の取引を外部で行うように持ちかける行為
ー 決済が可能なサイトを記載し、そちらへ誘導する行為
https://coconala.com/news/237
これはクラウドソーシングサービスが仲介料で成り立っている以上仕方がないことですが、明確なデメリットと言えるでしょう。
地雷クライアントに遭遇する確率が高い
クラウドソーシングでは安い値段でこき使おうとするクライアントや、詐欺やメールアドレスの収集といった本来の使い方ではない方法でクラウドソーシングを利用しようとしている業者が一定数います。
そのためクラウドソーシングを使う際にはクライアントが悪質ではないか目利きができる必要があります。その方法については以下の記事に記載しました。
まとめ
今回は仕事を受ける側から見たクラウドソーシングの問題点について考察しました。発注サイドから見たクラウドソーシングの問題点についてもこちらの記事で記載したのでよろしければご覧ください。