翻訳を依頼するのにおすすめのクラウドソーシングサイト一覧

翻訳を気軽に外注したい場合には、クラウドソーシングを使うのがおすすめです。今回は価格別におすすめのクラウドソーシングサイトをまとめました。

クラウドソーシングは大きく分けて二種類ある

オススメのクラウドソーシングサイトをご紹介する前に、現存するクラウドソーシングサイトには大きく分けて二種類あることを理解する必要があります。

専門特化型クラウドソーシング

まず専門特化型クラウドソーシングサイトです。翻訳案件の代表例としてはgengoなどが挙げられます。

これらのサービスではgengoならば翻訳専門といったようにそれぞれのサービスによって扱う分野が違います。

また報酬についてはサービス運営側によって文字単価いくらといった風に固定されており、発注者と受注者の間での直接のやり取りは基本的にできません。

そのため価格は高めですが、運営が質を担保しているため、質の悪い翻訳が上がってくる可能性は低いでしょう。

網羅型クラウドソーシング

もう一つのクラウドソーシングサイトの形が網羅型のクラウドソーシングサイトです。

網羅型のクラウドソーシングサイトでは分野を問わず発注することができます。ライティングやプログラミングの開発案件など様々なジャンルがあります。

価格は発注側が自由に決められるため上の専門特化型クラウドソーシングサイトに比べると遥かに安い値段で発注できます。

しかし、あまりに安い価格で発注した場合や翻訳案件で活躍している受注者が少ない場合は応募が集まらない可能性もあります。

質を重視したい場合

質を重視したい場合には、専門特化型のクラウドソーシングサイトがおすすめです。理由としては以下の通りです。

  • 翻訳者はユーザー登録時にテストを合格しなくてはならない
  • 運営会社が質を保証している

専門特化型のクラウドソーシングサイトでは翻訳者はユーザー登録時にテストを通過しなくてはなりません。

テストの内容についてはどのサイトも外部に公開禁止なため、ここでは説明できませんが、個人的に受けた感想としてはかなり難しいと感じました。一般的な翻訳ができる人でも落ちる人は結構いると思います。

Gengo

https://gengo.com/ja/translators/

Gengoは日本だけでなく世界中で使われている翻訳専門のクラウドソーシングサイトです。先ほど述べた通り、翻訳者として登録するには、難しいテストを通過しなくてはなりません。また、登録した翻訳者はレベルによって、扱える案件が分かれており、レベルを上げるにはテストに合格しなくてはなりません。そのため、発注した際翻訳の質は担保されると考えて間違いないと思います。

対応言語

Gengoは世界中で使われているクラウドソーシングサイトなので、数多くの言語に対応しています。例えば日本語からであれば、英語、スペイン語、インドネシア語、タイ語、フランス語、中国語、韓国語があります。

詳しくはGengoのホームページで掲載されていたのでリンクを下に貼っておきます。

https://gengo.com/ja/pricing-languages/

料金形態

料金形態は言語とレベルによって大きく異なります。例えば日本語→英語であればスタンダードであれば文字単価5円、ビジネスであれば文字単価9円からとなっています。

こちらも公式サイトで価格表がありました。以下のリンクから飛べます。

https://gengo.com/ja/terms-of-service/pricing/

YAQS

https://www.yaqs.co.jp/

YAQSはGengoとは違い、日本の会社が運営しているクラウド翻訳サービスです。日本語に関してはGengoと同じくらい対応しています。日本語からの多言語翻訳を強みにしています。

対応言語

YAQSも多くの言語に対応しています。日本語からであれば、英語、簡体中国語、繁体中国語、韓国語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ロシア語などがあります。

料金形態

料金形態としては、初級、中級、上級で分かれており、それぞれ、5円、10円、15円となっています。以下のリンクからテキストを入力することで、見積もりが可能です。

https://www.yaqs.co.jp/service/

安く発注したい場合

上でも触れたように安く発注したい場合は網羅型クラウドソーシングサイト一択です。GengoやYAQSなどでは一番安くとも、文字単価5円が最低金額でしたが、翻訳案件であれば、網羅型クラウドソーシングサイトでは文字単価1円前後でもおそらく応募があると思います。

理由としましては、現在、網羅型のクラウドソーシングサイトでは翻訳案件を探しているワーカーに対して、出ている案件の数が圧倒的に少ない状況です。

難易度の高くない翻訳であればランサーズ で発注する方が割安で発注できるでしょう。

ランサーズ

ランサーズ

ランサーズ はWEB制作、デザイン、ライティング、翻訳、などの様々な業務を登録しているワーカーに依頼することができるクラウドソーシングサービスです。クラウドソーシング業界では老舗で、登録している受注者の数、案件の数は業界トップです。

対応言語

総合型のクラウドソーシングサイトなので、対応している受注者がいなければ応募しても依頼は集まりません。

そのため、主に発注できる言語としては英語、中国語がメインとなるでしょう。他にも韓国語や、フランス語への翻訳者も登録されているようですが、人数が少ないため、希望の金額で発注できるかは不明です。

現在どんな受注者がいるかはユーザー登録するだけで確認できます。

料金形態

料金は受注者と発注者の合意で決まるため、金額は特に定められていません。

ランサーズ の依頼応募画面では参考価格があり、そこでは価格はこのようになっております。

ただ、これはあくまで参考価格であり、実態は半分以下の値段で発注している案件がほとんどですので、発注したい言語や分量と似ている案件がどのくらいの価格設定なのか調べて相場感を掴んでから発注することをおすすめします。

まとめ

今回は翻訳を外注する際におすすめのクラウドソーシングサイトについてまとめました。

安く発注したい場合はランサーズ などの網羅型クラウドソーシングサイト、質を求める場合、マイナー言語への翻訳が必要な場合はgengoなどの専門型クラウドソーシングサイトを使うと良いでしょう。