クラウドソーシングでwebデザイナーがやってはいけない7つのこと

クラウドソーシング界隈ではWebデザインは人気の案件で、案件数も一定しており稼ぎやすいワークスタイルと言えます。もちろんWebデザインに資格は要りませんし、慣れれば十数万の案件を手がけることが可能です。

しかしWebデザイナーと言っても、何でもかんでも我流でデザインをしてもいいものではありませんし、クライアントありきの案件であることは確かです。

そこで「クラウドソーシングでのWebデザインNG集」と題して、7つのNGをまとめてみました。

NG集その1:十分ヒアリングしない

クライアントによっては「ここはデザイナーさんに任せるよ!」という指示を受けるかもしれません。重要なのがこの言葉を過信しないことです。

「任せるよ!」の言葉の裏には必ず「こんな方向性であってほしい」というクライアントの意識が隠れています。このような場合には、クライアントの言葉を鵜呑みにせず、「では、このような構成はいかがですか?」と意思のすり合わせを行いましょう。

これを怠ってヒアリング不十分の作業工程を踏んでしまうと、最終的な場面でちゃぶ台返しという結末が待っているので、デザイナー自身が少しでも理解できない部分は詰めておくべきだと言えます。

NG集その2:身の丈以上の案件に取り組む

先輩WebデザイナーのWebアンケートを見ると「少しでも技術を高めるために、スキル的に無理そうな案件でも応募する」といった声が聞かれます。私も”コンペに関しては”大方賛成の立場ですが、固定報酬制、いわゆるプロジェクト案件においては慎重になった方がいいと考えます。

自分の勉強不足で何もかもがスキルとして身についていない場合、やるべきことは挑戦ではなく勉強です。挑戦するのは自分のスキルが案件に追いついてからでも遅くないと思います。

赤ちゃんの時、本人が一生懸命歩こうとしても、コケてしまいますよね。Webデザイナーも一生懸命さは大切ですが、技術面で不足があれば、それは時期尚早と言うことができますね。

NG集その3:締め切りを守らない

社会人の常識はクラウドソーシング界隈でも同じと言えます。クラウドソーシングの常識は決して隔離された常識ではありません。企業勤めの社会人と同じです。例えば、「案件の締め切りに間に合わない!」という事態に関しても「クラウドソーシングだから・顔が見えない相手だから別にいいや」という理由は通用しません。

締め切りはクライアントが細かくプロジェクトの計画を調整してやっと捻出できた最終期限でもあります。それに遅れると言うことは、クライアントに多大な迷惑をかけているという事実に他なりません。

NG集その4:他サイトから全てパクる

よく有名デザイナーのインタビューで「最初はいろんなデザインを真似ましたよ!ハハハ!」というシーンを観たりしますが、真似るとパクるは全く違います。真似るは「情報をインプットして、試行錯誤し自分の創作意欲のアウトプットに繋げる」ことです。

パクるは、その言葉の通り「流用する」という意味合いです。

もしも、いいデザインがあったら「それをコピペするのではなく、アイデアとして身につけておくこと」が大切です。またサイトは各々で目的やコンセプトが違ってきますので、いざ他人のデザインしたサイトを、自分の制作するサイトに移行させても、的外れなサイトデザインになりがちです。

以上の理由で、サイトの丸パクリは推奨しません。使いたいならevernoteに保存してスケッチ帳に記しておくなどの情報の整理を心がけましょう。

NG集その5:デザインの勉強を怠る

Webデザインの技術というのは日々進歩しています。今はモダンブラウザメインのHTM5やCSS3へ移行している時期でもありますし、「IEでも見られるサイトにしてほしい!」という声も聞くかもしれません。

そのような時に知識不足だと手探りのWebデザインになりがちです。

また、スマートフォン自体もその形態が変わり、新たなデバイスが現れる可能性は大と言えます。そのような時代の流れにも、臨機応変に対応できるデザイナーでいることが大切です。

みなさんも今普通に持っているスマホも10年前の人々の常識には、全くなかったものだということを忘れないようにしたいですね!

NG集その6:違法ソフトや海賊版ソフトを使用する

デザイナーに必要不可欠なのが「Adobe製品」です。PhotoshopやIllustrator、Dreamweaverなどがそうですね。しかしAdobe製品は価格の高さで有名です。

例えば1年ライセンスを買おうとすると「年間6万円強」はかかってきます。これは新人デザイナーにとっては死活問題だと言えます。

そこで、手を出してしまいがちなのが海賊版の存在です。クラックされたソフトは少しの知識で無料で利用できますが、知らない間にウイルスに感染していたり、OSに深刻なダメージを与えたりと無視できない問題が付いて回ります。

もし買えないなら代替ソフト利用するなどの工夫が必要です。

NG集その7:案件を途中で投げる

いわゆる「飛ぶ」という状態です。たとえクラウドソーシングサイトでもデザイナーがいきなり飛んだり、音信不通になってしまったら、クライアント側が法的な制裁を加えるのは多大な費用や時間がかかってしまいます。

要するに逃げ得な状態が出来上がっているのが問題です。

もし一般企業で業務を投げ出したら即クビですよね。それくらいの心持ちで案件に取り組まないと、副業だからという理由は通用しません。結局デザイナーへのルールが厳しくなり、自分の首と何も関係ない他のデザイナーの首を締めることになってしまいます。

まとめ

今回はWebデザイナーが気をつけるべき7つのポイントについてまとめました。もし、あなたがこれらの注意点にどれか一つでも当てはまるようであれば、即刻改善すべき重大なポイントだと言えます。

クラウドソーシングは取り組みやすいWebビジネスですが、その代わりユーザーの良心の上に成り立っているサービスということを忘れてはいけません。

あなたの行動が他のデザイナーやクライアントの迷惑にならないよう日々注意してデザインしましょう!常識を踏まえていれば大丈夫なポイントたちです!基本を大切に!