クラウドソーシングでコーディングを外注する相場とは

「クラウドソーシングでコーダーとして活躍したい!」という方も年々増えています。一人でコワーキングスペースで毎日快適コーディング!な夢をお持ちの方もちらほら見かけることもあります。

そこで発注者目線でWebコーダーをどう扱えばいいのかをまとめました。案件の提示のコツも記載してあります。ご参考までにしてください。クラウドソーシングでどれくらいコストを削減することができるのか?考えたことはありますか?どんぶり勘定では絶対失敗しますよ。

これがコーディングの相場だ!

実際の数字を出してみましょう。

Webコーダーの場合

Webコーダーの場合1ページ3万円〜が目安になってきます。クライアントに余裕があると高額になる場合が多いです。

Webコーダーの方もスキルが年々高くなっていく傾向があるので、作業に見合わない破格案件は「初心者向け」という扱いになりつつあります。Webコーダーにとっては実績づくりにはよい案件なので、必然的に破格案件は「技術的にも簡単な部類の案件」というのが特徴です。
また、安い案件にはプロは集まりにくいと言えるでしょう。

また、Webコーダーの活躍できる場所はどんどん広がっています。例えばスマホアプリでもHTMLとCSS、少しのJavascriptが理解できれば、Android・iPhone共通のネイティブアプリを制作できるサービスもあります。
一度「Monaca」で調べてみるとスマホアプリ制作の簡単さと軽快さに驚くでしょう。

Webコーダーの知識はスマホアプリでもそうですし、今大流行のWordPressの改変にも応用できます。
デザインとコーディングができるWebコーダーはまだまだ少ないですが、もし見つけることができたなら、コンタクトをとってみてもいいと思います。

企業での実務経験がない場合

Webコーダーの方でも「実際現場の作業は体験したいけど、転職は面倒だし、するつもりもない」という方もいます。そのような場合はオンラインでプログラムレッスンをしてくれるWebサービスも続々と登場していますので、何かスクールに通った経験はあるか確認すると技術の把握に繋がります。

この結果を踏まえて、どう感じるか

Webコーダーの場合も「1ページ3万円か、結構安いな」と感じるかもしれませんね。しかしお小遣い程度にはもってこいだとは思いますが、生計を立てるとなると厳しいです。

Webコーダーとして実績を積んで、直接契約という流れはよく聞きます。クライアント自身も「技術レベルが高い人には専属になほってほしい」という声も聞いたりしますので、常に上昇思考で考えていきたいですね。

専属にする場合の注意点

専属Webコーダーはクラウドソーシングサイトを介さず仕事をするので、いくら発注者が優良企業でも報酬が支払われないという危険性をはらんでいます。
その代わり高単価なので、お金を取るか、安心を取るかという話になってきますね。

報酬未払い踏み倒しのリスクを抑えるためにも、Webコーダー側は会社情報は確認しておく、契約書を交わす、頻繁に連絡するといった工夫が必要になってきます。
もしWebコーダー側から契約書の提示を求められたら応じるようにしましょう。

個人的には「手数料を取られてでも安心して仕事がしたい」という見解なのでクラウドソーシングサイトを利用していますが、直接契約にはコーダー側も、発注者側も特に慎重になるべきでしょう。

必見!見合った金額での外注の秘訣

Webコーダーに依頼と言っても薄給案件ずっと続けろと言っているわけではありません。発注者もWebコーダーも納得する案件の秘訣をまとめました。

  • スキルが高い人を見つける
  • 低報酬案件はそれなりのクオリティしか出てこない
  • ランク上位に連絡を取る
  • 何でも屋さんを見つける

スキルが高い人を見つける

当然、Webコーダーは実力を高めると報酬も高くなります。できることが増えるということは案件受注の幅が広がるということです。
作品やテストコーディングの例がないのであれば、是非Webコーダーが制作したサイトを見せてもらいましょう。
ラフでも十分参考になります。

クラウドソーシングで発注者が何に注視すべきかというと、過去の作品例や実績です。もし、まだアピールできる技術が表に出ていないのであれば、サイトの一つでも作って作品集を作ってもらいましょう!
ランディングページを一枚作ってもらうだけでも実力は十分わかります。もちろん報酬は出しましょうね。

発注者は走り書きでも少しのコードでもいいので「このWebコーダーは何ができてどれくらいの技術があるのかや、何が苦手なのか」を見極めるべきですね。

低報酬案件はそれなりのクオリティしか出てこない

低報酬案件は気軽に取り組めますが、コストと作業量が見合っていないという意見もよく聞きます。
何度もリジェクトに応じて激安報酬なんてやってられないのがWebコーダーの正直な意見です。ですので、どれほどオススメ案件とアピールしてきても、低報酬案件を蹴る可能性は濃くなります。
「高額案件を出すほど金銭的余裕がない……」と発注者側としては憂慮されるかもしれませんが、Webコーダーからしてみれば慣れている技術でチクチクお金を稼いでいると、あっという間にライバルとの差は開きます。
Webコーダーの向上心を高めるためにも、高額案件で難しいことを手伝ってもらうという意識で依頼するべきでしょう。

ランク上位に連絡を取る

本気で稼ぐという理由で、クラウドソーシングサイトでプロランサーやプロクラウドソーサーを目指している人は多いです!プロというクラウドソーシングサイトの認定クリエイターになると、依頼もたくさんされますし高案件の誘いもたくさん届きます。

ぜひ技術面の向上やクライアントの仕事を丁寧にこなしている、認定ランク保持者を探してみましょう!一期一会で自分との相性が抜群のWebコーダーと出会うかもしれません!

また、Webコーダーに対する評価も発注者が注目すべき点でもあります。決して手を抜かず、発注者サイドの深い欲求に応えながら仕事をすると、滅多に評価は落ちないと思います。
基準としては「星4.5」以上が理想となってきます。次の仕事に繋がるものですので、評価は注視した方がベストと言えます。

何でも屋さんを見つける

コーディングのみ外注したいのであれば、コーディングのみ依頼すれば良いですが、大抵の場合はデザイナーも同時に雇いたいのではないでしょうか。

そのような場合には、コーディングのみできる人とデザインができる人を別々に雇うよりも、両方できる人を探したほうが安く外注できる可能性があります。

スキルや実績を見て、両方できそうなコーダーを探してみるのも良いかもしれません。

まとめ

コーダーにとって報酬面はかなり気になるところです。最終的に伝えたいのが「報酬は技術に伴う」ということです。

プロになればなるほど報酬額は多くなっていきますが、ぜひいい関係を築いて、クライアントも唸る神コーダーに育て上げるのも発注者のお仕事です!