クラウドソーシングのコーディング案件の仕事の流れをまとめてみた

クラウドソーシングでコーディングというスキルを持っていると、かなり強力な武器になります。しかし「自分のスキルは見合うのだろうか」という思いや、「作業フローが分からないから手を出しにくい」という声も多く聞かれます。

そこで今回は「コーディング案件の作業フロー」や「仕事の進め方」について解説したいと思います。この記事を読めばきっと案件をゲットできます!頑張って!

応募時は低評価のクライアントに注意

応募に関しては初めのうちは案件が獲得できなくとも、簡単な依頼をこなしていくうちに評価も集まり、クラウドソーシングを続ければ続けるほどできる案件の範囲も広がっていくでしょう。

ここで重要なのが、案件選びの際低評価クライアントに注意することです。評価は挨拶がわりで普通4〜5の高レートを付けられるのですが、あえて低評価になっているということは過去に何らかの問題を起こした結果と言えます。

案件獲得後はどうする?

案件を獲得した!コンペに応募したい!という時のポイントをまとめました。

まずは作業内容をきちんと把握する

制作する上で一番憂慮すべき問題は「クライアントが抱く方向性の違うものを一生懸命制作すること」です。これは労働が徒労に終わってしまいますし、時間ももったいないです。

制作前は仕様をしっかり確認し分からないところが少しでもあれば、クライアントに確認しましょう。聞くことは決して恥ずかしいことではないですし、それだけ真剣さや誠実さも伝わるので、むしろメリットと言えます。

仕事はちょっとしたプレゼントを仕込むとクライアントも嬉しい

作業内容にサプライズを仕込んでおくと、クライアントもすごく嬉しい気持ちになります。リピート率も高まるかもしれませんね。例を挙げてみます。

  • 簡単な説明書・マニュアルを添付する
  • 締め切り日の3日前に納品する
  • ソースをインデントしておく・見やすいようにコメントを付けておく

以上のような点を付加価値として提供できれば「相手のことを考えられる」クラウドソーサーです。「何ができるか」や「何をしたら満足してもらえるか」を考えてみましょう。

〆切厳守は社会人としてのルール

〆切は実社会でもオンラインでも、絶対条件であると言えます。決して遅延することのないように余裕を持ってスケジューリングをしましょう。
もし間に合わないかもしれない時は、早め早めの連絡を心がけましょう。

納品からの流れ

納品からの流れをご説明します。やっと出来上がった成果物がスムーズに納品されるようにポイントをまとめてみました。

納品

再度コーディングミスや文法ミスがないか、きちんと動くかをチェックしておきましょう。ここで問題が見つかった場合に備えるためにも、予備日は必要になってきます。
ゴールは100%のクオリティの成果物を納品することなので、中途半端な出来のものを出すことはご法度です。

Webアプリケーションやスマホアプリを作ったなら、ブラウザ毎やデバイス毎の確認は怠らないようにしたいですね。
今はIEでの閲覧は一時期よりもだいぶ減りましたが、それでも自分の作ったものは思いもしないブラウザで見られることが多いです。
なるべく閲覧ブラウザによる不具合は取り除いておきましょう。クライアントにも「IEへの対策」を説明しておきましょう。

修正依頼は真摯に受け取る

修正が多いクライアントも少ないクライアントもどちらも存在しますが、修正依頼は嫌がらず真摯に受け止めましょう。
ただあまりにも修正依頼が多く仕様書以上の修正を求められる場合は、クライアントと成果物のゴールの確認・相談はした方が良いです。

修正を極力少なくするには

制作途中の状態を小出しに確認してもらうといいでしょう。めんどくさいと思うかもしれませんが、サイドビジネスも立派な仕事です。
また納品日にもなって修正が残っているという事態は避けたいので、修正を含めたスケジュール管理を徹底しましょう。
クライアントもクラウドソーサーも相手のことを考えて、プロジェクトを進めるべきです。

ポイント!納品・検収前に案件を寝かす

「出来上がった!すぐ納品!」となる前に、案件を1日寝かしましょう。そして改めて成果物を見てみると、今まで気づかなかった部分がミスっていたり、文法がおかしいところが発見できる場合があります。

案件に一生懸命取り組んでいる時は周りが見えていない状態です。わざと一歩引いて客観的に見ることによって、案件の細かな粗に気づくことが可能です。

報酬の受け取り額は正しいかチェック

クラウドソーシングサイトに関しては報酬額のミスはあまりないですが、直接契約の場合報酬額が契約時の金額と合致しているか確認しましょう。

直接契約の場合、報酬を払わずに飛んでしまうクライアントも一定数いるのが現実です。飛ばれる前に連絡先を聞いておいたり、法人の場合は会社名や担当窓口の情報を提供してもらいましょう。一度クライアントに電話やメッセージで挨拶をしておくのもよいですね。

もし、報酬が払われずに飛ばれたらクラウドソーシングサイトの運営に報告し、指示を待ちましょう。しかし残念ながらクラウドソーシングサイトが払われるべき報酬を補填するわけではないので、ワーカー自身で注意すべき問題だと言えます。

案件終了後の評価はきちんとしよう

案件終了後の評価やコメントはしっかりとしておきましょう。ここでのポイントは真実を書くということです。「こんなこと書いたら失礼かな」という心配は無用です。

評価が社交辞令の場になっているので、次のクライアントやクラウドソーシング界隈にとって、評価の機能が十分発揮されていないのが現実です。
相手のためにも自分のためにも、真っ当な真実に基づく評価をするということはとても大切なことです。

まとめ

クラウドソーシングにおけるコーディング案件は最初のうちは緊張もしますし、「もし、うまくいかなかったら……」とネガティブになりがちです。しかし取り組まないと実力もつきませんし、優良案件に出会うこともないでしょう。

自分の実力を信じてもっともっとチャレンジするべきです。別に失敗しても命取られることはないので、初心者でも可能な案件から攻めていくといいでしょう。