クラウドソーシングで良い依頼者を見極める方法

副業を考えているサラリーマンの人や、家事や育児の合間に仕事をしたい主婦の方などから注目されているクラウドソーシング。

パソコンひとつあれば場所や時間を選ばず行うことができるクラウドソーシングはやりたいと思っていても、「詐欺に遭う?」なんて心配で始められない人も多いのではないでしょうか?

そこで今回はクラウドソーシングで良い依頼者(クライアント)を見極めるコツを伝授していきたいと思います。

悪い依頼者とはどんなタイプ?

実際顔が見えていて取引しているビジネスの場においても、二度と顔も見たくない人もいますよね?

顔が見えないクラウドソーシングなら尚更、どんなクライアントに出会うか分かりません。ただ、悪い依頼者には一定のタイプが存在します。

悪い依頼者には、どのようなタイプのクライアントがいるのでしょうか。例を挙げてしましょう。

・クラウドソーシング内から外部に誘導して、詐欺サイトに登録させようとする

・なかなか検収せず報酬が入金されない

・事前の説明になかったようなルールなどを契約後に押し付けてくる

・マニュアルにないような細かい修正を繰り返して、なかなか検収までたどり着かない

などが考えられます。もちろんそんな悪いクライアントばかりではありません。ここからはずっと付き合っていきたいようなクライアントに出会えるよう、良い依頼者を見極める具体的なコツを伝授しようと思います。

クラウドソーシングサイトの評価を見てみる

クラウドソーシングのサイトでは、依頼者側もワーカー側も評価点が出ているところが多いです。例えば大手のクラウドワークスでは星5つが満点方式の評価となっています。

やはりグルメサイトでも評価が高いところの方が興味を持つ人が多いように、クラウドソーシングでも評価は大いに参考になります。

グルメサイト以上にクラウドソーシングでは継続して業務を受発注することがあるので、なかなか低評価は付きづらいものです。

そのなかで、低評価(クラウドワークスだったら星2以下など)になっているクライアント(依頼者)があったら要注意とみてよいでしょう。

低評価になっているところは、過去に低評価を付けざるを得ないようなトラブルがあったワーカーがいたということです。どのような経緯で低評価になったかまでは分からないので一概には言えませんが、何かしらのトラブルを生じてしまう可能性が高いといえます。

発注数を見てみる

クラウドソーシングサイトでは、依頼者の実績数が表示されます。

たとえば、詐欺サイトに誘導するような悪徳依頼者の場合、一つのアカウントで多くの実績(発注数)はありません。

何かトラブルがあれば、クラウドソーシングサイトにワーカーが通報するシステムがあるので、そのアカウントで多くの発注数になることは考えられないからです。

発注数が多ければ、それだけトラブルなく業務を終えているワーカーがいるという証拠。良い依頼者である可能性が高いといえます。

目安の数は一概には言えませんが、5件以上発注数があれば、少なくとも5回は発注経験があるということですから、ある程度信用できるでしょうね。

Twitterでクライアント名を検索してみる

今の時代、良くも悪くもTwitterでなんでもつぶやく人がいます。

依頼者のクライアント名をTwitterで検索すると、過去にトラブルがあったようなクライアントであったら、嘆きのツイートをしている場合や、「○○(クライアント名)には要注意!」なんて注意喚起をしてくれているツイートに出会う事もあるのです。

もしあったら直接メッセージで詳細を聞いてもよいでしょうし、クライアントを見極めるひとつの指針になります。

会社概要が書いてある

クラウドソーシングの場合、依頼するクライアントが企業とは限りません。個人の場合のあるので、その場合は調べようがないのですが、企業からの発注の場合、会社概要がクラウドソーシングの案件に載っているところもあります。

会社は信用が命でもあるので、悪徳な依頼者だったらまず会社概要を載せることはできません。悪徳がバレた場合、会社名を出してしまっていたら瞬く間に悪評が広まってしまいますからね。

そのため、会社概要が書いてあるところは信用できる場合が多いでしょう。更に、会社名を検索して評判をみたり、会社のHPを見て信用度を上げることもできますからね。

本人確認書類が提出済みとなっている

クラウドワークスなど大手クラウドソーシングでは、本人確認書類が提出できるサイトもあります。あくまでも任意なので未提出でも問題はないのですが、本人確認済みだったら少なくとも未払いなど致命的なトラブルは起こせないでしょう。

身分が分かっているだけに、信用を失うような悪徳案件の紹介などはできないでしょうから、一定の信頼ができると言ってよいでしょう。

万一、請求しても検収とならず入金ができないようなトラブルがあった場合でも、クラウドソーシングサイトには身分が分かっているので連絡を取ってくれてトラブル解決のサポートもしてくれやすくなります。

マニュアルが用意されている

マニュアルが用意されていない依頼は、簡単なものでないかぎりできれば避けた方が良いです。

クライアントが過去に応募したことのない種類の依頼や簡単なものであればマニュアルが用意されてないこともあるため、ないからと言って一概に悪い依頼者だと断定することはできません。

しかし、詳細な作業内容の説明や、マニュアルがない場合、クライアントの意向と外れたものを納品してしまう可能性が高いので、こちらからきちんと作業内容を聞かないと、修正を何度もさせられてなかなか検収完了にならない事態を招きます。

逆に言えばマニュアルがきちんと用意されている場合はクライアントはクラウドソーシングに慣れている場合が多く、トラブルが発生しにくいと言えるでしょう。

マニュアルがあるかどうかは募集文に書いていないことも多いため、依頼を受ける前に、クライアントにマニュアルがあるか、受注する前に見せてもらうことはできるか聞いてみましょう。

レスポンスが丁寧、質問にもきちんと答えてくれる

クラウドソーシングに限らず、ネット社会の今、どんなものでもいえる事ですが、質問にしっかり答えてくれるなどレスポンスが丁寧なところは信用できる場合が多いです。

質問をしても無視される、あまりにもレスポンスが遅いなどの場合、しっかりとしたワーカーを探しているのではなく、とにかく数を集めて悪徳案件でも引っかかる人を探そうとしている可能性があります。

丁寧親切にレスポンスするのは面倒くさいですし、別に良質なワーカーを探していないのであれば、レスポンスに時間をかけているのは勿体ないと考えるものでしょうからね。

受注をするまえに質問するのはあまりすべきではないなんて思っている人もいますが、真面目なワーカーを探している真面目なクライアントは、事前に質問をしっかりしてくるほうが高評価だったりします。

まとめ

今回はクラウドソーシングで良い依頼者を見極める方法を伝授いたしました。

クラウドソーシングは顔が見えずネット上の取引のみで成立するので、良い依頼者を見極めることは非常に大事なことです。

なかなか完全に見極めるのは難しいところですが、業務前にお金がかかる、別のサイトに誘導されるなどちょっとでも怪しいと感じたら立ち止まる勇気は絶対に必要ですよ。