クラウドソーシングのコンペ案件で採用されるコツ【デザイン】

近年、盛り上がりを見せている副業界隈ですが、その中でもクラウドソーシングは注目の的となっています。
その中でもクラウドソーシングのコンペ案件は、リスクも少なく初心者でも挑戦しやすいお仕事です。そこでコンペ案件で採用されるコツを、これを見ている人だけに伝授したいと思います!

あなたの案が採用されない理由

あなたが一生懸命作った案が採用されない理由をまとめてみました。当てはまるものがあれば要改善です。

  • クライアントの意図とかけ離れている
  • プロのデザイナーや上手なデザイナーより劣っている
  • デザイン能力が未熟である

最初はプロのデザイナーにはクオリティー面でどうしても負けてしまいます。これは慣れるしかないのですが、場数を踏むに連れて当選率も上がっていきます。
「プロと自分の差は何なのか?」を念頭に置いて案件にチャレンジするといいです。
今は「デザインの基本」といった書籍や「デザインの見本帳」といったサイトも存在するので、そのようなメディアからアイデアを得るのも一つの方法です。
その他にも日々見慣れている広告やチラシ・看板など「なぜこのデザインなのか?」を注視して考えるだけでも勉強になりますよ。

デザイン能力も一朝一夕で養われるものではありません。ここでオススメしたいのが「模写」です。とにかくいいデザインを真似てみることが大切です。
模写を進めていくと「いいデザインの法則」や「この文字と画像はなぜこの間隔なのか」など、デザインの法則が見えてきます。
それがハッキリと意識出来れば1ステップ上がったと言えるでしょう。

webデザイン の勉強方法についてはこちらの記事で解説しました。

自己満足の案は選ばれません

クライアントの意向とかけ離れたものを提案してもボツになってしまいます。自分が完全に理解できるまでメッセージ等で、方向性を合わせるようにしましょう。また基本中の基本ですが、案件の要項は必ず目を通すことが大切です。
メッセージのやり取りに制限はありませんので、クライアントの好みを把握しましょう。

それでも落ちる時はある

自分が「よっしゃ!これで通る!」と思った案でも、通らないのがクラウドソーシングです。私も何度も味わってきました。

要はクライアントも人間ですし好みの問題になってきます。
クラウドソーシングでも直発注でも「クライアントが何を望んでいるのか把握すること」が大切です。ですので、ヒアリングや要望の把握が重要だと言えるのです。

聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥とはよく言ったものです。デザイナーとしてはその心意気を大切にしたいですね。

コンペで採用されるコツを教えちゃいます!

じっくり説明しますので理解してぜひ活用してみてください!

  • デザイン能力を上げる
  • ロゴ制作など軽作業・高額案件ばかり狙わない
  • 3案提出する
  • 締め切り間近に滑りこませる

デザイン能力を上げる

とにかく自分がいいと思ったデザインはブックマークするなり、Evernoteに保存するなりした方がいいでしょう。
また気になったデザインはその場でスケッチするとデザイン能力も上がります。
また制作を手がける際には、まずラフを描くように心がけましょう。
例えば「この1pxの間隔にはどのような効果があるのか」また「この間隔を2pxにしてはどうか」など研究心を高めてみましょう。
ラフは大切です。どれだけ殴り書きでも、そこから出てくるアイデアは必ずあります。
本番に挑む前はまずラフから!を心がけてくださいね。

ロゴ制作など軽作業・高額案件ばかり狙わない

クラウドソーシングでロゴ案件は超人気です。時には数百人を超えるデザイナーが案件を提出しにきます。
自分に余程の自信がある場合を除いて、そこで他のデザイナーと競り合うのは徒労に終わる可能性が高いです。高額案件も然りですね。
その博打のような案件に挑戦するよりも、自分が興味がある、または自信がある案件に注力することが大切です。
自分の高評価が溜まるまでは、少額案件をコツコツと積み上げていった方が次に繋がりますし、一喜一憂しなくて済みます。
最初はお金よりも経験値を積むことを大切にしましょう。

3つの案を提出する

3つの案を提出する手法は、実は効果的な提案方法です。これは私の先輩デザイナーに教えてもらいました。まず2案はデザイン的に似たような案にします。もう1案は全く別のデザインにすることがコツです。

この手法によって1案だと「ダメ」2案だと「どっちも嫌」しかし3案提出だとクライアントは「この中から1案選ぶのか!」という気になります。

プラス1案を全く違うテイストにすることによって、クライアントにインパクトを与えることができます。最初のうちは3案提出することは大変ですが、ここはコンペを勝ち取るべく頑張りましょう。

締め切り間近に滑りこませる

非公開ではなく公開案件だと、今までの案件のデザインは他のデザイナーに丸見えです。そこでネタの流用を防ぐために締め切りギリギリを目指して提案すると、若干採用率も高まります。

クライアント側もできるだけいいデザインや気に入ったデザインを求めていますので、締め切りギリギリに提案するといった手法は効果的な手段だと言えます。渾身の案を提出するように心がけましょう。

もし全く違った案を出す場合は「このようなデザインもできますがいかがでしょう?」と一言添えると丁寧なデザイナーという印象を与えられますね!

当選か否かを決めるのはクライアントです。
自己主張が強い案を出すよりも、クライアントの要望を汲み取った案を出すことが大切になってきます。

特にコンペで言えることは……

コンペは通過点でしかありません。コンペに数案通すことができれば「デザイン力が付いた」という証拠なので、早めにプロジェクト案件継続に応募することをオススメします。
コンペは運の要素も強いので、自分の能力を買ってくれるクライアントを探して専属になることを目指しましょう。
なんにせよ、クライアントが自分を選ぶ理由は実績や実力になるので、怖じけずチャレンジするのみです!

まとめ

今回は「コンペ案に採用されるコツ」を中心にまとめてみましたが、コンペを制するものはクラウドソーシングを制すると言っても良いでしょう。
案じていても始まりませんので、どれだけ雑で簡素なデザイン案でも提出してみましょう。
また他のデザイナーがどのような案を出しているのか、そしてどのような案が選ばれやすいのかを的確に把握できると、もう怖いものはありません!