クラウドソーシングでDTPデザイナーとして稼ぐ方法

DTPデザイナーが関わる案件というのは結構熾烈でもありますが、採用されると美味しい案件と言えます。
昨今では美術大学生も参入しているようで、狭き門と思われがちですがコツを押さえると案外採用されたりします。
今回は採用されるコツを中心にまとめてみました!

DTPデザイナーとは

DTPデザイナーとはいわゆる紙媒体でのデザインをする人のことを指します。今はチラシやポスター、雑誌紙面など広告が溢れかえっていますよね?
その1ページにもデザイナーは深く関わっているのです。

最近では街で見るデジタルサイネージも手がけているデザイナーもいらっしゃるので、DTPデザイナーといえど業務の幅は広いと言えますね。

クラウドソーシングでDTPデザイナーとして稼ぎ方!

まずは「コンペ」に何度か入賞させて、その後「初心者可」の案件から攻めるべきだと言えます。
デザイナーの実力を示すものと言えば「実績」以外の何者でもありません。
まずはラフを描き、試行錯誤してPhotoshopに起こし作品を納品しまくる工程が必要です。

各種クラウドソーシングサイトでは実績が簡単に登録できるので、そのようなサービスを余すことなく活用するといいでしょう。
充実したポートフォリオには直接オファーが来ることも、かなりあるので「たかがポートフォリオ」と言わず、自分の自己PRとして活用することが大事です。

まずコンペで実績を作る

先述した通り、コンペで実績を作ることから始めましょう。最初のうちは全然通らないかもしれません。
大切なのはその通らなかった案件を「ゴミ箱にドラッグ&ドロップせずに、保存しておくこと」です。
採用者は提出物よりもその過程を重視する方も多くいます。自信のない案件は捨てたいのは山々ですが、自分の実力を示すためにも没案でも公開することが大切です。

こちらについてはクラウドソーシングのコンペ案件で採用されるコツにて詳しく紹介しましたので是非ご覧ください。

自分のテコにあう案件を攻める

いきなり「有名商品のパッケージデザインに挑戦だ!」というのも挑戦という括りではアリですが、十中八九撃沈します。
初心者のうちは、先述しましたが「実績を積むこと」に意義があるので、それに徹しましょう。
例えば「初心者可の案件」や「当選保証」の案件を攻めるといささか入選しやすいと言えますね。

初心者にオススメする案件はこのような感じです!

  • 初心者可のマークが付いている
  • 報酬がべらぼうに高くない
  • 〆切がタイトではない

報酬が高いと難易度も必然的に高くなってくるので、実力に自信が少しでも不安を感じるなら、少額案件をコツコツと攻めていくべきではないかなと思います。

特にロゴ制作案件はプロからアマチュアまで数百人規模の人数が提案するので、非常に非効率と言えます。
そんな初心者ハンデを負わなくても1発100,000円よりも、20,000円×5発の方が気持ち的にも楽ですね。

慣れてきたら継続案件に取り組んでみる

初心者を脱して中堅になってくると継続案件という道も見えてきます。あなたが得意とするジャンルでクライアントを獲得し業務をこなしていけばいいでしょう。
気をつけるべき点は「金額よりも得意かどうか」という点です。
もし「若干報酬は低いけど得意なジャンル」と「報酬は高いけど苦手なジャンル」で迷っているなら絶対前者を選択すべきです。
なぜなら、モチベーションに関わってくるからなのです。案件の修正の時「報酬高いけど、あ〜めんどくさ」と作業するのは精神的に辛いですよね?
それよりも「好きな仕事だから修正もどんどんするよ!」と思える案件の方が楽しいと言えますね!

DTPデザイナーのなりかた・求められるスキル

ここではどうやったらセンスのいいDTPデザイナーになれるのか、元DTPデザインの経験があるものとしてアドバイスいたします!

クライアントの希望を反映させる力

クライアントの意向は100%ヒアリングしておきましょう!最終段階になってちゃぶ台返しという現場を私自身もよく見てきました。
それを防ぐためにも、初回の打ち合わせの大切さや、途中進捗の確認など、クライアントの最後の「これじゃない!」という悲劇を防ぐことができます。

美を追求し向上する能力

DTPデザイナーは訴求してなんぼのものです。それゆえ、駅のポスターや街中のPOPなど勉強できる点はたくさんあります。
考え方一つでDTPデザイナーの道は無限になります。例を挙げましょう。

  • なぜあのポスターは目立つのか
  • なぜあのPOPは統一されているのか
  • なぜあのCMはあのような構成なのか
  • なぜあの商品はあのようなデザイン(パッケージ)なのか

このように日々「なぜ?」を意識するとデザインの基礎や応用が自然と身につくはずです。

構想→ラフ→Photoshopの流れは絶対守る!

いきなりPhotoshopを立ち上げても、その場限りのデザインにしかなりません。いくら面倒くさくても鉛筆でラフを描くことからスタートすることが大切です。
ラフというのは下書きという意味も含まれますが、それ以上に「アイデアを出し切る」という行為でもあります。
「ラフ描いてたら結構いい案が見つかったわ!」という気づきも往々にしてありえます。私もラフ描きは苦手ですが、デザインの大枠を決める「ワイヤーフレーム」のラフを描いているときはポンポンとアイデアが浮かんできます。
まずはノートに書きなぐりましょう!

期日厳守は徹底する!

制作者に求められるのは「クオリティー」もさることながら「期日厳守」ということです。
いくら素晴らしい案が出来ても「期日の1週間後でした!」なんてことは、無論許されません。
余裕を持って締切日の3日前までは予備日として制作するとちょうど良いと思います。逆に〆切がタイトすぎる案件は受けないといった心持ちも必要となってきます。
自分の実力と天秤に乗せてよく考えてみましょう!

まとめ

DTPデザイナーになるには色々な手段があります。専門学校で習うという方法もありますし、独学でも独立可能です。要はやる気次第ということですね。
しかし、無名で実績も乏しいデザイナーが生き残れる世界でもありません。
そのような時のために「色彩検定などの資格」を持っていると強いです!

デザインに関しては様々な資格があるので、一度自分にぴったりな資格を探して受験してみるのも一つだと思います。

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